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Illustrator CS6を使用しています。
カラープロファイル設定についての質問です。
通常、私が開くPCの新規ドキュメントは「Japan color 2001 coted」の設定になっており、
今回も新規ドキュメントからプロファイル設定を変更せずに作業をしたはずなのに、
「Generic CMYK profile」(一般CMYKプロファイル)に変更になっていました。
この設定だと、「Japan color 2001 coted」と比較すると画面上でかなり色が変わります。
この状況にはある程度作業を進めたときに気付き、
ドキュメント上に画像をコピーペーストもしていました。
◎作業中に使用した色、コピーペーストしたものなどで
カラープロファイルの設定が変わることはあり得るのでしょうか?
◎カラープロファイルのデフォルトはどの設定になるのでしょうか?
「Japan color 2001 coted」でいいのでしょうか?
◎下記添付画像のような設定にしていれば問題ないのでしょうか?
それとも真ん中の「作業用CMYK」にチェックを入れたらいいのでしょうか?
◎「タグなし CMYK」という設定もよく見かけますが、
こちらでも問題ないのでしょうか?
できれば、各カラープロファイルがどのような
用途で使う設定なのかも教えていただけますと幸いです。
これまでカラープロファイルを意識したことがなく、
知識が乏しく大変困っています。
早めの回答をお願いいたします。
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至急で答えられる内容じゃないですw
◎作業中に使用した色、コピーペーストしたものなどで
カラープロファイルの設定が変わることはあり得るのでしょうか?
配置したオブジェクトに引きずられて影響を受けるという恐ろしい挙動が話題になりました 🙂
カラープロファイルは常時見えるようにしておくことをお薦めします。
◎カラープロファイルのデフォルトはどの設定になるのでしょうか?
「Japan color 2001 coted」でいいのでしょうか?
日本ではJapan Color 2001 Coatedにしておくのが無難です。
カラー設定はインストール直後のデフォルト設定はありますが、基本的には自身で決定します。
◎下記添付画像のような設定にしていれば問題ないのでしょうか?
それとも真ん中の「作業用CMYK」にチェックを入れたらいいのでしょうか?
現状の、間違ってGeneric CMYKになっている状況からのリカバリとしては、作業用CMYKにするのが良いでしょう。
ドキュメント上に画像をコピーペーストしたものがリンクではなく埋め込みになっている場合、なんらかの変換がかかってしまっている可能性があります。RGB画像であればCMYK変換されますが、Generic CMYKでプロファイル変換されていますので、色がおかしくなっているでしょう。CMYK画像の場合は、カラー設定によって、『プロファイル指定』で回復できる場合と、もう変換されていて残念な状態になっている場合にわかれます。元の画像を貼り直すのが最善です。
◎「タグなし CMYK」という設定もよく見かけますが、
こちらでも問題ないのでしょうか?
ドキュメントにプロファイル情報を持たせない(タグがない)状態で、保存したファイルにもプロファイルが付与されませんが、画面に表示したり、配置・埋め込みする際には何らかの基準が必要になるので、実際には作業用CMYKで表示され、変換されることになります。全ての工程が作業用CMYK(通常Japan Color 2001 Coated)で運用されていることを前提としたワークフローでは、プロファイルをつけない運用を行うことがあります。前提が崩れると破綻するので、プロファイルは指定されている方が良いと思いますが、運用の問題なので、全体のワークフローにあわせるのが最善です。
各カラープロファイルの用途まで解説するのは大変なので、ひとまず割愛させていただきます。
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早急にご回答いただき、ありがとうございました。
(長々と質問しておいて至急…
かなり焦っており、大変失礼いたしました。。)
ネットの画像を保存せず、
そのままドキュメントへそのままドラッグ配置したせいかなと思います。
保存せずにドラッグ配置すると埋め込まれたので、
プロファイルが変換されてしまったんだと…
ドラッグして埋め込まれた画像は、CMYK画像と呼ぶのでしょうか?
また、なぜネットの画像を直接ドラッグすると埋め込まれるのでしょうか?
このへんの知識も曖昧です、お手数をおかけします。
そしてもう一点、質問させてください。
>カラー設定はインストール直後のデフォルト設定はありますが、
基本的には自身で決定します。
このインストール直後のデフォルト設定は何になっているのでしょうか?
よろしくお願いいたします。
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ネットの画像を直接Illustratorに持ってくることについては、こちらのスレッドを参考にしてください。
特にkawacocoさんの指摘しているポイントはおさえておきましょう。
ブラウザからドラッグしてきた画像は、通常はRGB画像です。
(まれにCMYKであることもありますが、極めてまれです)
画像やPDF等のリンク配置は、ファイルの実体がどこかに永続的に保存されていることを前提にしています。
インターネットブラウザはWebサイト上の画像をネットワーク上から取得しますが、実際の動作としては、取得してきたデータをキャッシュ領域にファイルとして保存し、それを参照しています。キャッシュなので永続的に保存するファイルと性質が異なり、いつでも破棄されることを前提として管理されています。通常、キャッシュは外部に公開されるものではありませんし、そのファイルにリンクしたところで不意にリンク切れ(元のファイルがみつからない状態)になってしまいます。
また、Illustratorのドキュメントも、インターネット上の画像に直接リンクできるようにはなっていません。そのPCのファイルシステム上にあるファイルにのみリンク可能です。
ファイルの実体がどこにあるかを気にせずに扱うには、ドキュメントの中に埋め込んでしまうのがもっとも自然で扱いが簡単です。
また、ブラウザからIllustratorにドラッグする実際の動作は、ブラウザ側がそれをどのように実装しているか、Illustrator側がどのように実装しているかで、どんな挙動になるのかが決まります。ですから、どのブラウザを用いるかによって、挙動が異なります。ドラッグ・アンド・ドロップできないブラウザもあります。どこかに永続的にファイル保存して、それをリンク画像としてドラッグできるブラウザがあっても不思議ではありません(が、今のところそういうブラウザは無いと思います)。
さて、RGB画像とCMYK画像のお話を。
Illustratorのドキュメントは、カラーモードがRGBか、CMYKか、いずれか一つの状態をとります。
印刷用途のJapan Color 2001 Coatedのドキュメントは、CMYKです。
CMYKの書類に、RGBなどのCMYKではない画像を配置しようとすると、そのままでは扱えません。
リンクした場合、元の状態は外部のファイルに維持したまま、内部でCMYKに変換して扱われます。元はファイルとして維持されていますので、Illustrator側のカラーモードやプロファイルが変わったら、その都度、それにあわせて計算し直されます。
埋め込んだ場合、元の状態は維持せずにCMYKに変換したものが埋め込まれます。もう元のRGBデータは残っておらず、そのときのドキュメントに指定された(あるいは作業用の)プロファイルで変換されたCMYKの画像になります。
インストール直後のカラー設定は、おそらく 一般用 - 日本2 になっているかと思います。
(もちろん日本語環境にインストールしているからで、英語環境にインストールすれば事情が異なります)
ここは、ワークフローにあわせて設定を変更しなければなりません。
(結果として、このままで良い場合もありますが)
例えば、真ん中の「カラーマネジメントポリシー」のCMYKの項ですが、「カラー値を保持(リンクされたプロファイルを無視)」となっています。また、「プロファイルの不一致」に対して確認するチェックがはずれています。
これは、プロファイルを指定されたCMYKデータ(画像等)がリンクされたり埋め込まれた場合に、そのプロファイルを無視し、しかも何も警告しないという設定です。
SWOPというアメリカの輪転機のプロファイルが指定された画像を配置した場合、画像の中でシアン100%が指定された場所は、100%のまま維持(カラー値を保持)されます。Japan Color 2001 CoatedとSWOPのシアン100%は、印刷する機械の種類もインキも国も異なりますので、発色が異なります。つまり、元の意図した色ではない異なる色に、見た目が変化します。
変化して良いのであれば、この設定のままで良いワケですが、それじゃ困る場合は設定を変更しなければなりません。少なくとも、色が変化するけど、どうする?とぐらいは確認して欲しいですよね。どうするかはそのときに考えるとしても。
ということで、じゃぁどうすれば良いのかということは、ワークフローによって最適な設定が異なるワケです。
デフォルト設定を知っていることは重要といえば重要ですが、そのまま使うものではないので、今の設定内容や、どうなっているべきなのか、を把握しておくことの方がより重要です。
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Illustratorは「プロファイルの指定」はできますが、「プロファイル変換」はできません。
そこで、Generic CMYK profileになっているドキュメントはそのままにしておいて、新規のドキュメントを作成し、そちらにオブジェクトをコピーします。この時、カラー設定でカラーマネジメントポリシーのCMYKの項を「作業用スペースに変換」にしておくと、双方のドキュメントのプロファイルが異なるため、(可能な限り)見た目を維持して変換してくれます。
途中でプロファイルが異なることに気がついた場合に、力ずくで変換するのに使えます。いろいろと問題も多いですが……。
画像だけこの方法で変換して、元のドキュメントは作業用スペースを「指定」し、変換した画像を元のドキュメントにコピーする(今度はプロファイルが一致しているので変換はかからない)という方法が良いかもしれません。
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書き込みを見た感じでは、Illustratorの初期設定「一般用 - 日本2」が安全かな?という気がします。
※カラーマネジメント設定は、よく分からない状態で変更すると確実に事故になりますから、今まで触ったことがないまま納品して問題ないようでしたら上記設定のままで行くのが一番安全かと思います。