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Photoshopで緑ベタ(R: 0, G: 255, B: 0)画像ファイルを6パターン作って、
Illustratorに配置して比較してみました。
Photoshopのカラー設定
RGB:sRGB IEC61966-2.1
CMYK:Japan Color 2001 Coated
カラーモード:RGB カラー
で、
PSDファイルは
カラープロファイル埋め込みON・OFFの2パターン(添付画像1・4番)、
Photoshop EPSファイルは
カラープロファイル埋め込みON・OFFと
ポストスクリプトカラーマネジメントON・OFFの組み合わせの
4パターン(添付画像2・3・5・6番)
の計6パターンを作りました。
Illustratorのカラー設定
作業用スペース
RGB:Adobe RGB (1998)
CMYK:Japan Color 2001 Coated
カラーモード:CMYKカラー
で、Illustratorの新規ドキュメントを作成し、上記の画像6つをリンクで配置しました。
カラープロファイルが異なる画像は「作業用スペースの代わりに埋め込みプロファイルを使用する」を選択して配置しました。
上記の場合、Illustratorの表示(校正設定:作業用CMYK)は
PSDリンク画像は
添付画像の1番はAdobe RGB (1998)→Japan Color 2001 Coated
添付画像の4番はsRGB IEC61966-2.1→Japan Color 2001 Coated
の変換後の色として表現されていると考えてます(あってますか?)。
(正しい色は4番となる?)
添付画像の2番・3番が1番に近い色に、
添付画像の5番・6番が4番に近い色に表示されるものと考えていました。
が、3番5番が予想と外れました(なぜ?)。
Illustratorカラー設定の作業用RGB(Adobe RGB (1998))とPhotoshop EPSにPhotoshopで埋め込んだはずのカラープロファイル(sRGB IEC61966-2.1)が異なるのに、IllustratorでPhotoshop EPSを読み込む段階(EPS画像含んだaiファイルを開いたり、EPS画像を配置したり)で「プロファイルの不一致」のアラートが出ないので、EPSのプロファイルは無視されてるのか?も疑問です。
カラー設定やカラーモードをそろえれば問題は起きづらそうですが、すっきりしません。
カラープロファイル埋め込みやポストスクリプトカラーマネジメントを組み合わせた表示色・プリント色の考え方を教えていただけないでしょうか?(どこ勉強してこい!などでも)
よろしくお願いします。
環境:macOS Sierra 10.12.6, Illustrator 21.0.0, Photoshop 2017.0.1
ポストスクリプトカラーマネジメントですが、概ねこのような意味になります。
ON:EPSを作成したアプリケーションで色変換していない、カラー変換に必要な情報+変換前の値
OFF:EPSを作成したアプリケーションで色変換してある、変換済みのデバイス値
EPSが配置されたIllustratorの側の対応としては、
ON:添えられたカラー変換についての情報をもとに、変換してから使う
OFF:デバイス値としてそのまま使う
ということになります。
なお、ここでいうカラー変換に必要な情報というのは、マッチング方法(レンダリングインテント)なども含めた一式です。
ぜひ追試してみてください。
EPSは、カラーの処理方法、線数、角度、網点形状、ドットゲインの補正カーブなど製版に関する指示情報を含むことができるため、IllustratorやInDesign、RIPなどと役割が重複することがあります。
ワークフロー全体で「どこでその処理を担うか」を決めておくことが肝要です。
通常、カラー変換や線数などは印刷所の都合に合わせて製版工程で処理しますので、入稿規定に、これらのEPSのオプションは全てOFFにせよ、と記載されているわけです
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ポストスクリプトカラーマネジメントですが、概ねこのような意味になります。
ON:EPSを作成したアプリケーションで色変換していない、カラー変換に必要な情報+変換前の値
OFF:EPSを作成したアプリケーションで色変換してある、変換済みのデバイス値
EPSが配置されたIllustratorの側の対応としては、
ON:添えられたカラー変換についての情報をもとに、変換してから使う
OFF:デバイス値としてそのまま使う
ということになります。
なお、ここでいうカラー変換に必要な情報というのは、マッチング方法(レンダリングインテント)なども含めた一式です。
ぜひ追試してみてください。
EPSは、カラーの処理方法、線数、角度、網点形状、ドットゲインの補正カーブなど製版に関する指示情報を含むことができるため、IllustratorやInDesign、RIPなどと役割が重複することがあります。
ワークフロー全体で「どこでその処理を担うか」を決めておくことが肝要です。
通常、カラー変換や線数などは印刷所の都合に合わせて製版工程で処理しますので、入稿規定に、これらのEPSのオプションは全てOFFにせよ、と記載されているわけです。
で、「カラープロファイルの埋め込み」は、この話とはまた別のしくみです。
EPSの場合、Illustratorでは無視されるものと思います。
Photoshopで開きなおす際にはこちらが使われますから、全く無意味ということではありませんが、ちょっと微妙な存在ですよね。
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返信ありがとうございます。
添付画像の色表示(カラーアピアランス?)の考え方はこれで差し障りないでしょうか?
※ポストスクリプトカラーマネジメント = PSCM としています。
〜PSD配置画像〜
1番(PSD・タグなし)
作業用スペースのプロファイル変換。
Adobe RGB (1998)→Japan Color 2001 Coated
4番(PSD・sRGB)
「作業用スペースの代わりに埋め込みプロファイルを使用する」を選択しているので、
Photoshop EPSに含まれた埋め込みRGBプロファイルから作業用CMYKプロファイルの変換。
sRGB IEC61966-2.1→Japan Color 2001 Coated
〜EPS配置画像〜
2番(EPS・タグなし・PSCMオフ)
作業用プロファイル変換。
Adobe RGB (1998)→Japan Color 2001 Coated
3番(EPS・タグなし・PSCMオン)
Photoshop EPS保存時のプロファイルを参照した「カラー変換に必要な情報(CSA?)」を元に変換。
sRGB IEC61966-2.1相当の変換
5番(EPS・sRGB・PSCMオフ)
Photoshop EPSに含まれた埋め込みRGBプロファイルは無視して、作業用プロファイルの変換。
Adobe RGB (1998)→Japan Color 2001 Coated
6番(EPS・sRGB・PSCMオン)
Photoshop EPSに含まれた埋め込みRGBプロファイルは無視して、Photoshop EPS保存時のプロファイルを参照した「カラー変換に必要な情報(CSA?)」を元に変換。
sRGB IEC61966-2.1相当の変換
Photoshopで3番(EPS・タグなし・PSCMオン)と6番(EPS・sRGB・PSCMオン)のEPSを開いた場合は、カラー変換に必要な情報(CSA?)を無視して「カラー設定の作業用プロファイル」や「埋め込みプロファイル」に基づいて開けるということでしょうか?
(申し訳有りません、他SNS上の方からも情報をいただいてテコ入れされております。)
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よろしいかと思います。
補足しますと、CSA(Color Space Array)にはプロファイル名とインテントが記述されているようですので、Illustratorのカラー設定のマッチング方法ではなく、CSAのマッチング方法「相対的な色域を維持」で変換されますね。
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EPS保存時にCSAのマッチング方法も固定されるとなると、Illustratorのカラー設定のマッチング方法と違うと差が大きくなりそうですね。同じなら近い色で収まるのかな。
で、「カラープロファイルの埋め込み」は、この話とはまた別のしくみです。
EPSの場合、Illustratorでは無視されるものと思います。
この情報で前進できました。
ありがとうございます。