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現在、イラストレーターにて冊子デザイン制作を行っております。
印刷所の指定でTAC値を〔320%〕に抑えないといけないのですが、
データ内のリンク画像をスポイトで確認すると、320%を超えてしまいます。
・aiデータのプリセットはJapan Color 2001 Coated
・リンク元の画像はpsd形式 カスタムCMYKで総インキ量が320%内に収まる様に調整をしたデータです。
埋め込みにすれば、元画像の総インキ量(320%内)が反映されたのは確認出来ましたが
リンクですとなぜか超えてしまいます。
印刷所から埋め込みではなく、リンク状態での提出を求められている為、何か方法があれば知りたいです。
Illustratorのスポイトツールでリンク画像の色を拾ってパーセンテージを見ているんですよね? だとしたら,モニタに表示されている状態そのものの色の値ですから無視して大丈夫です。画像を埋め込むと,見た目の色ではなく画像データが持っている値を拾う仕組みのはずです。リンク画像がすべて調整済みという前提なら画像部分は確認しなくてもよいのではないでしょうか。
もしAcrobatProをお持ちなら,印刷工程の出力プレビューで指定TAC値を超えた部分を目視確認できますし,プリフライトでもチェックできますから,こちらで確認されたほうがよいと思います。
(と書いてからリロードしたらmonokanoさんが書き込んでて,「外してる?」とビビっていますが投稿しちゃいます。えいっ)
リンク画像に対してスポイトツールでの確認は元画像の数値を反映するのではなく、基本的にカラー設定の作業用スペースのCMYKプロファイルを通して変換された数値です。ドキュメントに対してプロファイルを指定した場合はそのプロファイルになります。そのため、グレースケール画像でも4Cの数値になります。今回の場合、Japan Color 2001 Coatedによって変換された数値となります。仮にJapan Web Coated (Ad)にしてしまうと、スポイトツールではこのプロファイルによって変換された値となり、インキ総使用量が超えている画像に対しても320%以内に収まってしまいますので不備データとなります。
埋め込みでは、カラー値を保持した状態でIllustratorのデータの一部となりスポイトツールでも正しい数値が表示されます。
インキ総使用量によるトラブルは画像では超えていなくても周囲の透明効果(乗算など)との相乗によりオーバーしてしまう事も多く、その点からも印刷事故を防ぐにはPDFを書き出してからAcrobatによる出力プレビューやプリフライトでの確認、あるいはaiをInDesignに配置して
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もっとも手っ取り早いのは、aiファイルのカラー設定で日本の雑誌広告用の「Japan Web Coated (Ad)」にすることでしょうね…。これはTAC値320%のCMYKカラープロファイルです。
私もかなり悩みました。最も悩んだのは、印刷機がターゲットにしているカラープロファイルが分からないことです。まあ結局頭にきちゃって、320%を要求しているんだからターゲットは「Japan Web Coated (Ad)」の一択だろうと決めつけてやっています。
>リンクですとなぜか超えてしまいます
カラー設定のカラーマネジメントポリシーで、CMYKは「カラー値を保持 (リンクされたプロファイルを無視)」になります。リンクファイルにカラープロファイルを埋め込んでもいなくても無視して、Japan Color 2001 Coated でカラー値が保持されるためにTAC値を超えてしまうのだと思います。
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ご回答いただき、誠にありがとうございました。
こちらどうやらモニター表示上の色を拾ってしまっているようでした。
PDF出力した所、該当箇所は編集後の数値となっておりました。
今回事前に特にプロファイルの指定はありませんでしたので、Japan Color 2001 Coatedでデータを作成しておりましたが、今後、同じ様な仕事があった場合その点も確認上、作業を進めようと思います。
大変勉強になりました。
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Illustratorのスポイトツールでリンク画像の色を拾ってパーセンテージを見ているんですよね? だとしたら,モニタに表示されている状態そのものの色の値ですから無視して大丈夫です。画像を埋め込むと,見た目の色ではなく画像データが持っている値を拾う仕組みのはずです。リンク画像がすべて調整済みという前提なら画像部分は確認しなくてもよいのではないでしょうか。
もしAcrobatProをお持ちなら,印刷工程の出力プレビューで指定TAC値を超えた部分を目視確認できますし,プリフライトでもチェックできますから,こちらで確認されたほうがよいと思います。
(と書いてからリロードしたらmonokanoさんが書き込んでて,「外してる?」とビビっていますが投稿しちゃいます。えいっ)
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ご回答いただき、誠にありがとうございました。
仰る通り、リンク画像の色を拾って%を確認しておりました。
その場合だと、モニタ上の色の値だったんですね。
その様な仕様になっているとは知らず、大変参考になりました。
その状態でPDF書き出し確認した所、該当箇所の値は320%内で収まっておりました。
なのでこちらで問題ないかと思います。
ご協力いただきありがとうございました。
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リンク画像に対してスポイトツールでの確認は元画像の数値を反映するのではなく、基本的にカラー設定の作業用スペースのCMYKプロファイルを通して変換された数値です。ドキュメントに対してプロファイルを指定した場合はそのプロファイルになります。そのため、グレースケール画像でも4Cの数値になります。今回の場合、Japan Color 2001 Coatedによって変換された数値となります。仮にJapan Web Coated (Ad)にしてしまうと、スポイトツールではこのプロファイルによって変換された値となり、インキ総使用量が超えている画像に対しても320%以内に収まってしまいますので不備データとなります。
埋め込みでは、カラー値を保持した状態でIllustratorのデータの一部となりスポイトツールでも正しい数値が表示されます。
インキ総使用量によるトラブルは画像では超えていなくても周囲の透明効果(乗算など)との相乗によりオーバーしてしまう事も多く、その点からも印刷事故を防ぐにはPDFを書き出してからAcrobatによる出力プレビューやプリフライトでの確認、あるいはaiをInDesignに配置して分版プレビューによるインキ限定を使用した全体での確認が推奨されます。
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ご丁寧にご説明いただき、誠にありがとうございます。
無事、PDFに書き出し出力プレビューで確認した所
該当箇所の値は調整後の値になっておりました。
お恥ずかしながらプリフライト確認を知らず、こちらも印刷所から専用のプロファイルをいただき確認ができました。
大変勉強になりました。ありがとうございました。