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いまさらながらの、積年の疑問、お問い合わせです。
Illustratorの保存オプションをどうチェック/オフするのが、一般的には推奨されていますか?
私は、出版関係、印刷物のデザイン業務に携わっております(個人事業)。
環境は、macOS Sonoma(14.5)/Illustrator2024(28.5)です(ごく最近アップデートしたばかり)。
印刷所入稿において、私は、昔からの習慣で(惰性で)、以下のようにしてきました。
(1)PDF互換ファイルを作成:チェック
(2)リンクファイルを埋め込む:オフ
(3)ICCプロファイルを埋め込む:オフ
(4)圧縮を使用:チェック
が、いまどきは、どうチェック/オフするのが、推奨されているのでしょうか?
ご推奨、ご経験、ご教授いただければ幸いです。
P.S.
近しい同業者が、真逆な設定を習慣にしていることを知り((1)オフ、(2)チェック、(3)チェック、(4)オフ)愕然としております。
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うちも同じ
オン
オフ
オフ
オン
です。
PDF互換のチェックについては、自分の後工程に必ず絶対の編集作業がある、という場合であればオフで運用するのもアリかもしれませんが、
本人がただただ「ファイル容量が重くなるから」なんて理由でオフにしているんだとすれば論外です。
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ajabon grinsmithさま
ご教示ありがとうございます。オン/オフ/オフ/オン、励行したく存じます。
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追加で関連質問(フォーラム違いやもですが)おそれいります。
IllustratorにリンクされたPSD画像(CMYK)のカラープロファイルも、「埋め込まない(チェックを外す)」のが原則と思い続けてきましたのですが、よろしいでしょうか?
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カラーマネジメントの観点からは、本当の原則としては「埋め込む」です。
ただ、Illustratorドキュメント自体に埋め込まない運用を今後もどうしても続けたいのであれば、PSDも埋め込まないほうがいいでしょうね。
というのもIllustratorはカラマネに弱いところがあり……例えば、そうですね、Japan Color 2001 UncoatedでCMYKに変換しプロファイルを埋め込んだPSDファイルを、
・Illustratorドキュメントにドラッグ&ドロップしたとき
・Illustratorにファイルから配置したとき
では色が変わりますし、それを保存して再度開くとまた色が変わります。
「プロファイルを埋め込まない」「カラーマネジメントをしない」とは、実は「カラー設定の作業用CMYKプロファイルで色を見ている状態」です。Photoshop/Illustrator/InDesignは、必ず何かしらのカラーマネジメントをしており、オフにはできません。
ですので、どんなマシンで、どんな設定なのかで開いた瞬間に色が変わります。それをさせないための埋め込みなのですが、国内では長くJapan Color 2001 Coatedが作業用に設定されてきたため、何も考えなくてもとりあえずJapan Color 2001 Coatedの色で見られるために、カラーマネジメントをするワークフローを構築してこなかった経緯があります。
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Yamonovさま
ご教示ありがとうございます。
お恥ずかしい話、長く印刷物制作に関わる仕事をしていながら、カラーマネジメントのワークフローについての履修をおろそかにしてまいりました。
なので、Yamonovさまのご説明を完全に理解できていないのですが、
(1)>国内では長くJapan Color 2001 Coatedが作業用に設定されてきた
(2)>「プロファイルを埋め込まない」「カラーマネジメントをしない」とは、実は「カラー設定の作業用CMYKプロファイルで色を見ている状態」
上記引用(1)(2)のご教示について、ぼんやりと腑に落ちるところもございます。
当方現状、Photoshop/Illustrator/InDesignのカラー設定は「一般用-日本2」で同期済みです。が、当方の作業環境は、ディスプレイ管理や室内照明などにいたり、まっとうなカラーマネジメントはできていない、に等しいです。
また、印刷にあたってのデータ処置や制作管理は「印刷所にいっさいおまかせ」が最善の途と思っております。
当方も印刷所も【CMYK作業用スペースを「Japan Color 2001 Coated」に】&【CMYKカラーマネジメントポリシーを「カラー値を保持(リンクされたプロファイルを無視)」に】設定している、とするならば、当方がカラープロファイルを埋め込んでも埋め込まなくても、変わらない(出力工程上の齟齬がない)、という理解でよろしいでしょうか?
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当方も印刷所も【CMYK作業用スペースを「Japan Color 2001 Coated」に】&【CMYKカラーマネジメントポリシーを「カラー値を保持(リンクされたプロファイルを無視)」に】設定している、とするならば、当方がカラープロファイルを埋め込んでも埋め込まなくても、変わらない(出力工程上の齟齬がない)、という理解でよろしいでしょうか?
はい、その通りです。
ご存じの通り、CMYKデータは「基本的には」数値を優先して処理します。
ただし、CMYKと言っても同じ数値で表現される色は変わってしまいます。同じデータを別の印刷所に入れたら色が違う、増刷で色が変わる、といったことはご経験されていると思います。
と言うわけで、基本は数値優先であっても、「色を優先して処理」するときのためにプロファイルがあります。例えば海外のCMYKデータを、そのまま数値を優先して国内印刷しても同じ色には絶対になりません。プロファイルを単に破棄するワークフローでは必ず色がおかしくなります。この場合はプロファイルの埋め込まれた画像データの色を生かすために、国内印刷用に「色を固定して数値を変換」してやらなければなりません。
ただ、プロファイルを意識しないワークフロー(埋め込みしない、常に作業用)にしていると、色が違うことに気づかないまま進行してしまったりします。ですので理想的には、印刷所指定のプロファイルに統一した上でプロファイルを使った運用にするのがベターなのですが、現実としてIllustratorはカラーマネジメントが弱かったり、途中のデータ処理でカラーマネジメントを理解していない人が処理してしまうと、意図しない数値変換が行われてしまったりすることもなくはありません。
なのでいつの間にか、色の責任は誰も取らないよ、プロファイルは(意識していなくても)2001になるよ、というような運用が常識になってしまっているのが現状です。
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Yamonovさま
ご教示ありがとうございます。
お話をうかがい、カラーマネジメントのワークフローについて、理想的な運用、現実の対処、勉強しなおす必要を感じております。
P.S.
「一般用 – 日本2」ネット検索から、やもめもに辿り着きました。折りにふれ読ませていただきます。