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イラレの「アピアランス」の塗りの色には、RGBとCMYKの両方が書かれています。
以下の画像は単純なRGB = #0081cc(C=100、M=30、Y=0、K=0)の単純な矩形です。
「アピアランス」には数値が正しく書かれています。
このデータのカラーモードをCMYK値に変換すると、C=100、M=30、Y=0、K=0にはならず、以下のように違う数値に置き換わってしまいます。RGBからCMYKに変換する際に、CMYKの数値を変えずに変換する方法はあるでしょうか。教えてくださると幸いです。
>便宜的にCMYK値が記録され併記されている
記録はされていません。直前に触ったオブジェクトの数値が残っているだけです。
CMYKスライダが見えて使えるので勘違いしやすいポイントです。
>もしもうっかりカラーモードをCMYKからRGBに変換して、そのまま作業してしまった場合、同じ色合いのCMYKに復元することは難しいのでしょうか?
>つまり、「CMYK → RGB → CMYK」 と変換すればCMYK値が元に戻ると思っていましたが、これは誤った考えでしょうか?
不可能です。
RGBの方が色域が大きいということもありません。例えば、sRGBはCMYKに対し20%程度の色を再現できません。色域のカタチが違うからです。
前の投稿に示したURLに画像付きで説明していますが、一度読んでみていただけますか。
・RGBドキュメント上でのCMYK指定は「CMYKスライダで作った色に最も近いRGBを指定」することになる
・ドキュメントカラーモードをCMYKへ変換すると、RGBの色(数値は関係無く見えている色)をできるだけ固定したCMYK変換が行われる
※それらの変換は、カラー設定のプロファイルと、ドキュメント
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理屈をかんたんにいうと、RGBドキュメント上にCMYKオブジェクトは作成できないためです。
RGBドキュメント上のオブジェクトはすべてRGBオブジェクトです。(※)
CMYK値でカラーを指定したとしても、カラー設定に応じたRGB値として受け取られます。
それならそれでCMYK値で入力した瞬間に警告など出るといいのですが、そうはならない仕様となっています。
確認の仕方の一例として、
そのC100M30の長方形をコピーして、新規RGBドキュメントにペーストしてみてください。
ペースト後の長方形を選択して出るRGB値が元オブジェクトの本来のカラー値です。
CMYKモードに変換すると、カラー設定に応じた変換が行われます。
CMYKはカラースペースが異なるため、傾向としていくらか濁った方向に変わります。
カラーパネル上の値は、カラーモード変換後の(濁った)オブジェクトからあらためて読み取られたものが表示されます。
※ 24年ぐらい前のバージョン8.0まではRGBオブジェクトとCMYKオブジェクトの混在が可能でした。
しかしそれは誰も得をしない仕様でした。
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回答ありがとうございます。
便宜的にCMYK値が記録され併記されているけれど、実際にRGBオブジェクトがCMYK値を保持しているわけではないということですね。
また、初歩的な内容で恐縮ですが、RGBの方が色域が大きいため、CMYKからは可逆的に変換できると思っておりました。
つまり、「CMYK → RGB → CMYK」 と変換すればCMYK値が元に戻ると思っていましたが、これは誤った考えでしょうか?
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こちらも参照してみてください。
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ajabonさんの書いている通り、RGBドキュメント中で指定できるのはRGBのみです。
CMYKのスライダでの指定は、「CMYKのスライダを使ってRGBの色を指定する」ことになります。
上のリンクの解説も参考にして、下を確認してみてください。
そのドキュメント内でも確認できます。RGBドキュメント内のオブジェクトを、CMYKスライダで色指定します。
別のオブジェクトを作り、テキトウに色指定します。
次に元のオブジェクトを触ると、CMYKスライダ上では色が違うことがわかります。
「CMYKスライダで指定したRGBカラー」から、「指定されたRGBカラーからCMYKに直したときの数値」に変換されているからです。
繰り返しますがRGBドキュメントで指定できるのはRGBのみです。
CMYKドキュメントで指定できるのは、#eeffddのRGBではなくCMYK値のみです。
RGBドキュメントで表示されているCMYK値は、「RGBカラーを変換したらこうなる」というものに過ぎません。
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回答ありがとうございます。
RGBカラーモードで表示されるCMYK値の意味は、その時に行なっている色の操作によっても変わるのですね。
もしもうっかりカラーモードをCMYKからRGBに変換して、そのまま作業してしまった場合、同じ色合いのCMYKに復元することは難しいのでしょうか?
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>便宜的にCMYK値が記録され併記されている
記録はされていません。直前に触ったオブジェクトの数値が残っているだけです。
CMYKスライダが見えて使えるので勘違いしやすいポイントです。
>もしもうっかりカラーモードをCMYKからRGBに変換して、そのまま作業してしまった場合、同じ色合いのCMYKに復元することは難しいのでしょうか?
>つまり、「CMYK → RGB → CMYK」 と変換すればCMYK値が元に戻ると思っていましたが、これは誤った考えでしょうか?
不可能です。
RGBの方が色域が大きいということもありません。例えば、sRGBはCMYKに対し20%程度の色を再現できません。色域のカタチが違うからです。
前の投稿に示したURLに画像付きで説明していますが、一度読んでみていただけますか。
・RGBドキュメント上でのCMYK指定は「CMYKスライダで作った色に最も近いRGBを指定」することになる
・ドキュメントカラーモードをCMYKへ変換すると、RGBの色(数値は関係無く見えている色)をできるだけ固定したCMYK変換が行われる
※それらの変換は、カラー設定のプロファイルと、ドキュメントプロファイルが使われる。PhotoshopでCMYK/RGB変換したときと同じ。
・誤差もあり、またCMYKには色を構成するCMYに加えて、無彩色のKの要素がある。
同じ色でもCMYKの数値を違えて作ることもできる。完全互換には絶対にならない。
→例えば、K100オブジェクトのあるものをRGBに変換し、さらにCMYKに戻してもK100には戻りません。
上記の理由から、CMYKで使うドキュメントでは極力最初からCMYKドキュメントとしてCMYK値を指定するのが正道です。