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現在論文執筆中です。
執筆要項に従ったフレームグリッドサイズにしたいのですが、サイズが合いません。
指定されている仕上がりサイズは「W158㎜、H238㎜」で、その中に「横10ポ×45字、縦18ポ送り×38行」で文字を入れていきなさい、というものです。
用紙はA4なので、余白は天地合わせて59㎜、左右合わせて52㎜になるようにしております。そのうえで、「横10ポ×45字、縦18ポ送り×38行」になるように横組みグリッドツールを設定しているのですが、実際にプロパティに表示されるフレームグリッドサイズは「W158.75㎜、H238.478」となっています。
そもそも論文の要項がおかしいのか、自分の設定方法が悪いのか、どちらでしょうか。
私にはどちらも悪いように見えます。
執筆要項の「10ポ」というのは10ポイントのことですが、おそらくこれはJIS規格のポイント指定だと思われます。そうするとInDesignで操作する際は単位を「アメリカ式ポイント」にしなければなりません。ポイント(ポストスクリプトのポイント)とアメリカ式ポイントは大きさが違います。
1ポイント=1/72インチ≒0.3528mm
1アメリカ式ポイント≒0.3514mm
ですから文字長(横の長さ)は
ポイントの場合:10×45×0.3528=158.76 mm
アメリカ式ポイントの場合:10×45×0.3514=158.13 mm
になります。これによりアメリカ式ポイントのほうが執筆要項に近いといえます。
しかしどちらの場合も執筆要項の158mmよりも大きいので、執筆要項も正確性を欠いていると思われます。
行方向(縦の長さ)も計算すると次のようになります。
ポイントの場合:(18×37+10)×0.3528=238.4928 mm
アメリカ式ポイントの場合:(18×37+10)×0.3514=237.5464 mm
なおこの計算はミリメートルに変換したもので行
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私にはどちらも悪いように見えます。
執筆要項の「10ポ」というのは10ポイントのことですが、おそらくこれはJIS規格のポイント指定だと思われます。そうするとInDesignで操作する際は単位を「アメリカ式ポイント」にしなければなりません。ポイント(ポストスクリプトのポイント)とアメリカ式ポイントは大きさが違います。
1ポイント=1/72インチ≒0.3528mm
1アメリカ式ポイント≒0.3514mm
ですから文字長(横の長さ)は
ポイントの場合:10×45×0.3528=158.76 mm
アメリカ式ポイントの場合:10×45×0.3514=158.13 mm
になります。これによりアメリカ式ポイントのほうが執筆要項に近いといえます。
しかしどちらの場合も執筆要項の158mmよりも大きいので、執筆要項も正確性を欠いていると思われます。
行方向(縦の長さ)も計算すると次のようになります。
ポイントの場合:(18×37+10)×0.3528=238.4928 mm
アメリカ式ポイントの場合:(18×37+10)×0.3514=237.5464 mm
なおこの計算はミリメートルに変換したもので行っているのに対し、InDesignの内部ではポイントで計算しており、さらにInDesign上での表記は最終桁が丸めたものになるので、完全に一致することはありません。おおよその値であることに注意してください。
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サイズがミリ指定なのに、文字サイズがポイント指定なのが原因です。
ポイントをミリ換算するときに必ず端数が出ますので(換算値はOmachiさんが記してくれています)、フレームグリッドをポイントで作ったら、必ず端数が出ます。ミリでキリのいい数字には絶対になりません。
ですので、論文の要項がアバウトで正確でない、ということですね。
おおよその目安くらいに捉えて、ポイントを基準に作られて良いのではないかと思います。
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>指定されている仕上がりサイズは「W158㎜、H238㎜」
一般に仕上がりといえば断裁後のページサイズのことなので、ここは「版面サイズ」と呼ぶのが適切ですね。
ご提示のように、寸法はメートル法、文字サイズはポイントで指定してくる編集さん、わりといます。
版面サイズを優先するか、送り指定を優先するか迷いどころですね。
bizzare_nさんのおっしゃる通り、mmで指定された天地左右マージンガイドの中央にフレームグリッドを配置する、で今回はよいと思います。自分の経験則にすぎませんが。
あとはーですが、
フレームグリッドにこだわらず、ドキュメントグリッドで済む場合もあるので
そこは再検討してみてください。
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