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MacOS 10.15.7でIndesign 2021を使用しています
写真の黄色で示した箇所を自然な文字詰に見せるには何をしたら良いでしょうか。
気になるのは数字の前後、かっこ類のバラバラな詰め、
半角!とその直後の数字との詰まりすぎ などです。
カタカナと欧文が多く含まれる文章のため、フレームグリッドにすると欧文の泣き別れなどで見た目が悪くなるのを緩和するためテキストフレームを選んでいます。
(でもこの選択も正しいのかよくわかりません)
文章量が多いので手詰めは現実的でありません。
まず何から見直すべきか教えていただければありがたいです。
よろしくお願いいたします。
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「1967年12月5日」のほうは、とくにおかしいと感じません。
和欧間四分アキですね。本文組としてはきわめてまっとうです。
ただ、上の行の “ ” がいただけません。全角モノを使いましょう。
もうひとつのほう、
まず和文中の「!」は全角モノに統一しましょう。
それで大部分まともになります。
「 』( 」のアキについては、
・文字組み設定を見直す
プリセットからのカスタマイズはDTP作業には本来必須だと思いますが、
自分で作り込むとけっこう沼です。
ただ、完成したらお宝です。
現実的なところでは、誰かが作ってくれたきれいな文字組み設定をいただいて使わせてもらうなどでも。
・正規表現スタイルで詰める
「(」の前の「』」に、後アキ八分にした文字スタイルを適用する、という内容です。
こちらのほうがぐんとお手軽ですが、行末でも八分アキになってしまうのでだめです(ならなんで紹介したの、という話はおいといて…)
並べるとこんなかんじです。
これで大正解ではないですし、異論もいろいろ言われそうですが、
必要な要素や設定をこの場でいっぺんに全部覚えるのは無茶だと思ってください。
本とか買って、ひとつずつ覚えましょう。
あ、あと
>フレームグリッドにすると欧文の泣き別れなどで見た目が悪くなる
これは設定の管理が行き届いていないのが原因です。
段落の設定すべて管理できていないときれいに組めません。きれいに組めても、それはたまたまのたまたまです。
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今回、ベタ組みをしたいのでしょうか、それともツメ組みなんでしょうか。
まずはそこからではないでしょうか。
そのうえで、一般的な文章組版の考えとして、疑問符や感嘆符の後や、括弧類前後のアキ量、和欧間のアキについて基準を決め、それを文字組みアキ量設定に適用することが肝要です。
ツメ組見であってもそれらをはじめとする、組版ルールの基準を決めなければならないところだからです。
ただ。日本語組版の場合は最終行を除いては行頭行末均等に揃えるため、ツメ組みでも、禁則処理その他によって、どうしても字間は一定を保つことはできませんし、場合によってはアキが広がりすぎるところが出てきます。
ですので、禁則処理や追い込み追い出しも含めて基準を決め、それらも適正に設定したうえで、後は最小限の微調整で行えるようにするかどうか、になるところです。
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なるべく簡潔に。
>数字の前後
文字組みアキ量設定をカスタマイズします。
>かっこ類のバラバラな詰め
ベタ組みならそれが自然です。
ツメ組みなら文字組みアキ量設定をカスタマイズします。
>半角!とその直後の数字との詰まりすぎ
設定でアケるところではありません。
半角!の直後に欧文スペースを手入力します。
文字組みアキ量設定のカスタマイズ
めちゃくちゃ難しいです。
ある程度カスタマイズされたこちらを使ってみてください。
こちらを使うときは、段落パネルメニュー「禁則調整方式 > 調整量を優先」をONにするのがコツです。
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まず、ご自分が「自然な文字詰め」と思われる状態がどのようなものなのか、をもっと細かく詰める必要があるかと思います。
・ベタ組みにしたいのか、詰め組みにしたいのか(書籍ではベタ組み、広告のようなものでは詰め組みが多く使われます)
・数字の前後が気になるということですが、多分現在はデフォルトで使われる「文字組みアキ量設定」の「行末約物半角」が使われていると思います。これだと半角英数と和文全角の間が、基本的には四分アキ(25%アキ)に設定されます。それがアキすぎと思われるのであれば、文字組みアキ量設定をもっと少ない値に設定し直すことになりますが、正解が存在するわけではないので、Gogokumasanさんが「これでいい」と思う値を探っていくことになります。
・半角アマダレとその直後の数字が詰まりすぎて見える、ということですが、半角アマダレと直後の半角数字は両方とも半角ですから、字間アキは自動では設定されません。半角アマダレのあとに自動でアキを設けたい、ということなら、他の方がおっしゃっているように「スペースを挿入する」「文字のあとにアキを挿入する文字スタイルを作っておいて、正規表現スタイルで自動的に適用する」などのアプローチが考えられますが、どのくらいのアキが設けられるとよいかを判断するのはGogokumasanさんの感覚次第であって、たったひとつの「正解」はありません。
・カッコ類のばらばらな詰め、に関しても、みなさんが「そういうものだ」とおっしゃっているのは、行長にジャスティファイ設定をする(行頭行末揃えをする)場合、行長が何らかの原因で揃わない場合(欧文が入る、半角約物が入るなど)にどこかで調整が入るわけですが、そのときにカッコ前後のアキで調整が行われるケースが多いため、厳密に同じアキであることは担保されないのです。
カッコ前後のアキがばらばらになるもう一つの原因としては、半角カッコと全角カッコが混在している場合もそうなります。半角カッコと全角カッコの形が明らかに違うフォントであればすぐに見分けがつきますが、フォントによってはほぼ同じ形をしていて、属性だけが違うため、半角カッコは半角カッコに設定された振る舞いをし、全角カッコは全角カッコに設定された振る舞いをするため、カッコ前後のアキがばらばらに見える場合があります。
・フレームグリッドにすると欧文が泣き別れをすると書かれてありますが、半角欧文であれば通常は絶対に泣き別れをしません。もし泣き別れをするのであれば、それは半角欧文ではありません。
・ベタ組みをするならフレームグリッドを使いましょう。テキストフレームでベタ組みをするのは相当困難です。詰め組みをするならどちらを使われても構いません。
というわけで、まずご自分が「どういう組みをしたいのか」をよく考えて、それを実現する上での技術上の問題が明確になったら、そこを質問されるとよいかと思います。
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よってたかってやーやー言ってしまう形になってしまったんですが…
今回のは「文字詰め」というよりは「文字組み」として捉えるべきであって、
それは個人個人の審美眼の以前に、定められた規格というものがありまして。
タイトルや煽りなどは、なんでもかんでも詰めっ詰めにしたほうがまとまりよく見えますが、本文は基本的にこの規格に則ります。
キャプションのたぐいは詰め組みを求められることもあります。
行中の半角文字や禁則処理の影響で各文字種間は空いたり詰まったりしますが、それの上限、下限、最適値、優先度を決めてなるべくいい感じになるようにするものが文字組みアキ量設定です。
monokanoさんのリンク先は大変有用なのでぜひ試してみてください。
あとは文字の半角/全角の統一は気にかけたほうがいいです。
でないと、よくできた文字組み設定も台無しになります。
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