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環境:
Windows10 Pro 1903 64ビット
InDesign CC2018(13.1)、CC2019(14.0.2)
状況:
冊子を作成しており、前号の一部を修正して新号を作成するという作業をしております。
印刷所指定のプリセットでPDFを作成し、下版しています。
先月、前号が下版したので、新号が始まるまでの合間にInDesignをCC2018からCC2019へアップしました。
CC2018で作成した前号をCC2019で開いて、確認しましたが問題は見当たりませんでした。
(新旧バージョンで作成したPDFで差分検査は行っています。)
質問:
今回のように、InDesignをバージョンアップした際、皆さんはファイルをいちから作り直すのでしょうか?
それとも、旧バージョンのファイルを流用しますか?
質問理由:
スタイル設定やマスターページ作成をイチからやると、結構大変なので流用で済ませたいところです。
ただ、作成したバージョンと保存バージョンが異なることになるうえに、数年間使い回すことになるのでどうかなーと。
ファイルにゴミがたまるとか、それらが悪さすることがあるとか・・・
以前どこかで見た「InDesignの保存履歴がPDFのメタデータに残る」という情報が気になっています。
InDesignに限らず、アプリケーションのバージョンは必然的にアップデートしなければならないうえで、
データを一から再作成では効率面などの問題はありますから、一般論だけでいえば、
基本的には新バージョンで開き、内容をチェックし、開いたバージョンで保存、でいいと思います。
ただしバージョンが離れすぎている場合には大幅な変化が生じることがあるため、
その場合にはチェックも厳密に行う、またはルールとして緩めてしまうしかないところです。
また新バージョンで開いた場合に保存する際、上書き保存ではなく、別名保存することによって
不要な情報を消すことができる場合がありますので、それを行っての対処になるところです。
もちろんあらゆるアプリケーションでその対策が打てるわけではないので、個々で検討することが必要です。
InDesignの場合、新バージョンで開いただけであれば組結果は変わらないことはありますが、
ストーリー自体の再計算が実行されるような状態の場合は結果が変わる可能性はあります。
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InDesignに限らず、アプリケーションのバージョンは必然的にアップデートしなければならないうえで、
データを一から再作成では効率面などの問題はありますから、一般論だけでいえば、
基本的には新バージョンで開き、内容をチェックし、開いたバージョンで保存、でいいと思います。
ただしバージョンが離れすぎている場合には大幅な変化が生じることがあるため、
その場合にはチェックも厳密に行う、またはルールとして緩めてしまうしかないところです。
また新バージョンで開いた場合に保存する際、上書き保存ではなく、別名保存することによって
不要な情報を消すことができる場合がありますので、それを行っての対処になるところです。
もちろんあらゆるアプリケーションでその対策が打てるわけではないので、個々で検討することが必要です。
InDesignの場合、新バージョンで開いただけであれば組結果は変わらないことはありますが、
ストーリー自体の再計算が実行されるような状態の場合は結果が変わる可能性はあります。
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assauseさんの回答が全てなのですが、XMPメタデータに関してのみ補足しておきます。
このメタデータには利用されているカラー情報、フォント情報、配置画像やドキュメント履歴等といった各種情報が収容されていますがデータ実体に影響を及ぼすことはありません。
「ファイル→ドキュメント情報」のRawデータの項目を見れば実際の状態が確認できます。
また、編集することも出来ますが、編集することについてメリットはほぼありません。
追記
ひとつ解説漏れが…
XMPにおける履歴というのはダブリンコアに含まれるhistoryタグなのですが、エクスポートされるPDFはそのPDF自身の履歴がインクルードされます。書き出し元のinddファイルの履歴が書き込まれることは通常ありません。
XMPメタデータというものはあくまでファイル固有のデータです。
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assauseさん、Ten Aさん、ご回答ありがとうございました。
社内で相談できる相手がいないので、流用で済ませることに少し不安を感じていたところです。
お二人の助言をふまえて、流用し、名前をつけて保存で済ませることにしました。
assauseさんの
> InDesignの場合、新バージョンで開いただけであれば組結果は変わらないことはありますが、
> ストーリー自体の再計算が実行されるような状態の場合は結果が変わる可能性はあります。
は、気がついていませんでした。
ご指摘ありがとうございます。
試しに、ストーリーの再計算を実行しましたが、何も変化がみられませんでした。
ショートカットキーCtrl + Alt + / であってますよね?
ちゃんと再計算されているのか??という気はしましたが、これでOKとしました。
Ten Aさんの
> PDF自身の履歴がインクルードされます。書き出し元のinddファイルの 履歴が書き込まれることは通常ありません。
inddのドキュメントヒストリーは影響しないということですね。
メタデータうんぬんの情報じたい、記憶が定かでないのでもう忘れることにします。
流用すると、同じファイルを1年間使い回すことになり、下版までに何度も修正しては保存を繰り返します。
そのため、ドキュメントヒストリー(保存の記録)が増えます。
もうこれはしかたがないですね。
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今回の場合CC 2018(Ver.13.x)→2019(Ver.14.x)への、1バージョンとしての移行になることや、
機能変更・不具合修正などで変化がない状態であれば、全ストーリーの再計算を行ったとしても
結果は変わることはないものとして考えて差し支えないでしょう。
ただしあらゆる状況でそうはならない可能性があることは今後踏まえておきましょう。
それとは別にですが、データの流用としてで言えば、Illustratorで作成したデータを配置するなど、
InDesign以外の外部リンクファイルについては別に注意が必要です。
これもそれほどバージョンが離れていなければいいのですが、今後の各種変更があった場合には
直接触る可能性が低いが故に、レガシーとして問題になりうるケースも出る可能性は否めません。
それらを言えばきりがないものの、データ自体はどうしても永続的な利用が難しいのが実際なので、
このあたりを制作者だけではなく、関係者が全員、意識として持っておくことが本来は望ましいです。
(もっとも、それはあくまでも理想であって、そんなにうまくいかないのが実際のところではあるのですけど……)
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inddファイルは保存を繰り返す毎に内部構成が複雑化し、ファイルサイズも増えていきます。
「別名で保存」をすると内部構成が整えられてファイルサイズも減ります。
同じ保存でも、実際の処理や結果はかなり違います。
定期的に別名保存をすることをおすすめします。
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assauseさん、monokanoさん、コメントありがとうございます。
InDesignには、Illustrator、Photoshop、PDFなどのファイルを配置しています。
これら配置ファイルは、毎号差し替えなので影響はないと思います。
そのまま使い回す際には元のバージョンに気をつけるように心がけたいと思います。
実は、前々回はCS6からCC2018へバージョンアップしました。
その際、バージョンがかけ離れすぎているため、心配でほとんどのものを新規に作り直しました。
一部流用したもののうち、CC2018で表内へ文字入力するとフリーズするファイルがありました。
これらは、idmlファイルへ変換してから使用しました。
idmlファイルにするとファイルサイズが小さくなるので、余計な情報が削ぎ落とされるような気がしますね。
普段は上書き保存で処理し、収束段階(下版間近)で別名保存しています。
やはり、今後も定期的に別名保存は行っていこうと決意!しました。