InDesign上でだけイラストデータのレイヤーが非表示に変わる

[hicozou]

【環境】OS：Windows 10／InDesign：2022／Illustrator：2021

InDesignにaiをリンクで配置しているのですが、Illustratorでは表示にしてあるレイヤーが、InDesignに配置すると非表示になることがときどきあります。

都度、InDesignの［オブジェクトレイヤーオプション］で「表示」に直していますが、見落としがないか心配です。

法則性はみつけられていません。すべてのaiに発生するわけでもありません。

考えられる原因や回避方法がありましたら、ご教示ください。

[monokano · Accepted solution]

> InDesignに配置すると非表示になることがときどきあります。

新規で配置するときにはならないはずです。発生するのはリンクを更新したときでしょう。

［オブジェクトレイヤーオプション］は、リンクファイル内のレイヤー表示／表示をindd上で制御する機能です。デフォルトでは「InDesignでのレイヤー表示を有効」になっており、それは新規配置の時点で確定してしまいます。したがって、リンクファイルの方でレイヤー表示／表示を変更しても、リンク更新時にそれが反映されません。これがトラブルの原因です。そのデフォルト設定は変更できませんし、実に困ったものです。

直すには［オブジェクトレイヤーオプション］で「リンク更新時」を「PDFレイヤーオプションを有効」に変更します。これがaiファイル内のレイヤー表示を反映する設定です（inddはaiファイルをPDFファイルと認識しています）。

その設定をするスクリプトがあるので、よかったら使ってみてください。

リンク更新を解決.jsx

[hicozou]

monokano様

恥ずかしながら、［オブジェクトレイヤーオプション］を初めて開きました…ここで制御されていたのですね。おっしゃるとおり、更新のときだけ発生していたと思います。新規配置の時点で確定してしまう点、気を付けたいと思います。inddがaiをPDFとして認識していることも初めて知り驚いています。UIだけ見るとなぜPDFと思ってしまいますが…ご教示いただき、ありがとうございます。スクリプトも提供ありがとうございます。

[ajabon grinsmith]

いちおう可能性のひとつとして

ai上でレイヤーオプション「プリント」がオフだと配置先で非表示にされます。

その際レイヤー名の先頭に * が付きます。

この場合はInDesign側でオブジェクトレイヤーオプションからあらためて表示させることはできます。

まあいちおう。

[hicozou]

ajabon grinsmith様

確かに、［プリント］のチェックが外れていました。自分では通常OFFにしていない（そもそもレイヤーオプションで変更するのは名称や色などだけで、意識していませんでした）のですが、流用元データで外れていたのだと思います。

流用して編集することが多いため、気を付けて確認してみます。

ご教示いただきありがとうございます。