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おはようございます。
初めて投稿させていただきます。
premiere pro で『いらすとや』の素材を使った動画を作成しました。
編集が終えて、動画をMP4ファイルに書き出したところ
シーケンスや書き出し前のプレビューでは問題なかった
『いらすとや』の人物画像が変色していました。
以下が問題の写真です
こちらが動画編集上で表示される動画の画像
こちらが動画を書き出し後の動画の画像
見たところ書き出した後の動画は
人物が背景色に影響を受け、暗くなっているようです。
これはどうすれば人物が背景色に影響を受けずに
動画を書き出すことができるでしょうか?
こちらで試したことは
Lumetriカラーで背景の露光量、コントラスト、ハイライトなどの調整。
書き出しファイル形式をAVI、MPEGなどに変えてみる。
背景と人物をネスト化。
ビットレートエンコーディングをVBR1パスをVBR2パスに変えてみる。
上記のことを試してみましたがダメでした。
Googleで調べてもわからなかったので
もしわかる方がいらっしゃいましたら、教えていただけると幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
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こんにちは、zarasoulさん
>もしわかる方がいらっしゃいましたら、教えていただけると幸いです。
書き出し後の動画の画像とはテレビで視聴したのでしょうか。
PCのモニターとテレビの色のキャリブレーションが異なっているからだと思います。両方とも基準値に設定すれば解決できるのではと思います。私はその方法は知りませんが。
モニターのキャリブレーションについては、「モニター キャリブレーション」等のキーワードでインターネット検索すると、いくつかヒットしますから情報を得られると思います。
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150kwさん、こんにちは。
さっそくのご回答ありがとうございます!
すごくうれしいです!
>書き出し後の動画の画像とはテレビで視聴したのでしょうか。
いえ、同じパソコン画面で視聴しました。
おそらくモニターが原因ではないと思います。
詳しく書いておらず、申し訳ありません。
ご回答ありがとうございました!
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カラーマネージメントの問題だと思うのですが、これはOSやお使いの環境によって左右されます。
お使いのOSと、添付されてましたスクリーンショットを撮った際に動画を再生(表示)させたソフトの名前、Premiere Proの「環境設定」-「一般」にある「ディスプレイのカラーマネージメント」のチェックの有無、「プロジェクト設定」の「一般」にあるレンダラーの設定状況などお教えいただけますと、原因が特定できるかもしれません。
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Ckunさん、こんにちは!
ご回答ありがとうございます!
・使っているOS:Windows10 Home
・スクリーンショットで撮った動画再生ソフト:MPC-HC
・Premiere Pro ディスプレイのカラーマネージメントのチェックの有無:なし
プロジェクト設定の一般にあるレンダラーの設定状況はスクショで載せさせていただきます。
Ckunさんのご指摘にあった動画再生ソフトのことでハッと気づき、
MPC-HC以外にvlc media player と Windows media playerで動画を再生させたところ、
vlc media playerでは、Premiere Pro と同じく、人物に変色なく再生されました!
(Windows media playerはMPC-HCと一緒でした)
おそらく動画再生ソフトが原因かと思われます。
本当にありがとうございます!
もし何か原因がわかりましたらご教示していただけると幸いです。
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原因はわかるのですが、文章だけで正確に説明できる自信が無いので、ざっくりと書いてみます。
ハイビジョンテレビ放送をはじめ、家庭用ビデオカメラやBlu-rayなどなど、ビデオの世界では「Rec. 709 (BT. 709)」という規格が用いられています。Premiere ProでHD解像度で編集・書き出しする際は、このRec. 709が標準となります。
それに対して、パソコンのディスプレイやデジカメなどの画像は、「sRGB」という規格が多く用いられています。
Rec.709とsRGBはそっくりな規格なのですが、ガンマ特性が少し違います。ですので、Rec. 709向けに制作した動画をsRGBのモニターにそのまま(無変換)で表示すると、ほんの少し明るく白っぽい映像に見えます。
Rec. 709からsRGBに変換しようとしますと、通常用いられている各色8bit(24bitカラー)では低輝度部分の変換で誤差が大きく出てしまい、ディテールが失われることと、両者の違いは致命的ではないので無視してもよいだろうということで、変換しないで表示させることが多いです(YouTubeは変換しないで表示しているようです)。
今回のケースでは、Premiere ProのカラーマネージメントがOFFになっていますので、編集中の映像はRec.709本来の見え方より少し白っぽく見えた状態です。
カラーマネージメントをONにしていただくと、少し色が濃く表示されると思います。
カラーマネージメントON/OFFどちらが適しているかの判断は、映像の用途に合わせて考えていただくのがよいと思います。
こちらの記事が参考になります。
[追記]先ほど英語版へのリンクを張ったのですが、日本語版があったので日本語版へのリンクに書き換えました。
テレビ放送やBlu-ray、テレビで視聴される可能性が高い配信作品の場合はカラーマネージメントONで、YouTube向けの編集であればOFFで、という感じです。
(テレビやBlu-ray向けの作品できちんと色調整するには、Rec.709に正確に対応した高価なモニターが必要になります。)
レンダラーとしてCUDAをお使いになっているようですので、問題なくカラーマネージメントが動作すると思います。
VLCはカラーマネージメントせずに表示しますので、カラーマネージメントOFFのPremiere Proとほぼ同じように表示されます。
MPC-HCについては詳しくないので推測ですが、おそらくカラーマネージメントして表示しているのだと思います。しかし別の理由もいくつか考えられるので、気になるようでしたらPremiere ProのカラーマネージメントONの状態と比較していただくとよいと思います。
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Ckunさん、こんばんは!
返信が遅くなり、申し訳ありません。
こんなに丁寧に、詳しく解説していただいてありがとうございます!
またわざわざ日本語版のadobe公式ページのリンクも、ありがとうございます!
Rec. 709、sRGB・・・。初めて聞きました。
だからMPC-HCなどのパソコン動画ソフトで起動すると暗い感じに見えたんですね!
これからはVLCで動画の確認をしていこうと思います。
ご指摘いただいた通りカラーマネジメントをONにしてみましたが
なぜかpremiere pro で編集している問題の動画は色が変わりませんでした。
ただ、Youtube向けの動画であること。
YoutubeはカラーマネジメントがOFFなので
問題ことがわかりましたので、安心いたしました。
Ckunさんのおかげで解決できました!
貴重なお時間を使ってのご丁寧な解説、本当にありがとうございました!
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MPC-HCの再生結果は、Rec.709→sRGBの変換以外にもガンマ値の変換などがかかっているかもしれませんね。
他の方がこのスレッドを参考になさるときのために補足いたしますと、YouTube向けの編集でカラーマネージメントをOFFにした方がよいケースは、あくまでsRGBのパソコンモニターや、広色域モニターを「sRGBモード(機種によって呼び方は異なるかもしれません)」で使用している場合です。
例えば、広色域のP3ディスプレイを搭載しているMacで編集する際は、下記リンク先の表では中段の「タイムライン Rec.709, 表示P3」の欄が該当し、カラーマネージメントをONにしないと正しく色が表示されませんので、注意が必要になってまいります。
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Ckunさん、こんにちは!
パソコンでも広色域のP3ディスプレイを搭載しているものがあるんですね。
Youtube向け=カラーマネジメントOFFではなく、
使っているパソコンのディスプレイの種類によっては
気をつける必要がある、ということですね!
まだまだ勉強不足の自分に丁寧な補足説明していただき、ありがとうございました!