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初めて投稿させていただきます。
かなり調べてみたのですが、解決しないので教えて頂けたら大変助かります。
PENTAX K-70の60iで動画撮影した素材をプロジェクトパネルに追加しました。
その際勝手に29.97fpsになってしまうのは、詳しくは分かりませんがインターレースやプログレッシブ?等の関係でなんとなく理解できたのですが、問題はその素材がスローになってしまい、無理やり「フッテージを変換」等でフレームレートを上げて調節してしまうと、音声も早送りになってしまい使い物になりません。
さらにここからなのですが、そもそもクリップ自体がタイムラインパネルに載せると現状の素材より短くなってしまい、「メディアの限界に達しました」と言うメッセージが小さく出て、それ以降がどうやっても表示されなくて大変困っています。
premiereproのダウングレードや再インストールなど試しましたが全く解決しません。
どうかお詳しい方教えて頂けたら幸いです。
(ちなみにgopro8等の60p動画素材は難なく編集できました)
行いたい事としては、60iで撮影した素材をできるだけスムースな状態で50%スローで編集し、クリップの一部に使用したいだけです。
宜しくお願い致します。
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PENTAX K-70の使用経験や、撮影された素材を扱ったことが無いので正確なことは申し上げることができませんが、ファイルの互換性が良くないケースはたまにあります。
真逆の早回しになってしまうという例ですが、こういったこともございます。
Nikon D5200で撮影した動画が、PP上で倍速になります、、、 (https://community.adobe.com/)
Premiere Proでうまくゆかないので成功する可能性は低いのですが、Adobe Media Encoderにその素材を読み込んでいただき、下記画像をご参照いただいてProRes 422のMOVに変換してからPremiere Proに読み込んでいただくといかがでしょうか。
また、こういったケースでは、フリーソフトのHandBrakeなどファイル変換で音ズレや速度の異常が起きにくいソフトを用いるのも一つの方法なのですが、今回の主題が「60i」の素材をスムーズなスローということですので、インターレースを正確に扱う必要が出てきます。
あくまで個人的な意見なのでスルーしていただいて構いませんが、こういった場合TMPEG EncのVideo Mastering Works(他社製の有料ソフト)のような、高精度なi/p変換を搭載したソフトで60iを60pに変換していただいたものをPremiere Proに読み込んでいただくと、比較的高品質なスローになりやすいと思います。
【追記】
画像を貼り忘れたので、画像を追加いたしました。
ちなみに余談ですが、
>PENTAX K-70の60iで動画撮影した素材をプロジェクトパネルに追加しました。
その際勝手に29.97fpsになってしまうのは、詳しくは分かりませんがインターレースやプログレッシブ?等の関係でなんとなく理解できたのですが、
「60i」と呼ばれる形式は、正確には毎秒59.94枚の「フィールド」で構成される動画のことを指します。正確な数字で表記すると、59.94iとなります。
(初期のハイビジョン映像など、60.00iも規格としては存在しますが現在は使用されていません。)
そして、1枚の「フレーム」をすだれ状に横線1本ずつに分割し、上から2本ずつのペアと考えたときに上の(奇数番目)の横線と下の(偶数番目)の横線をそれぞれ別の1枚のフィールドとして扱いますので、1フレームに2フィールド格納されます。(文章だと非常に分かりにくいのですが、とりあえず1フレームに2フィールド入っているのが要点でございます。)
ということで、59.94iというのは59.94フィールド/秒のことで、フレームで表記すると29.97フレーム/秒ということになりますので、「勝手に29.97fpsになる」というよりは、表記方法の違い、ということになります。
単純に29.97fpsと表記しますと、インターレースの無いもの(プログレッシブ)なのか59.94iなのか分からないため、インターレースの有無とその順番を併記します。
以上が表記についての説明ですが、スローになってしまうのはこの表記とは関係の無いことなので、単純に不具合の可能性が高いように思います。
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Ckun様
迅速なご回答誠にありがとうございます。
> Premiere Proでうまくゆかないので成功する可能性は低いのですが、Adobe Media Encoderにその素材を読み込んでいただき、下記画像をご参照いただいてProRes 422のMOVに変換してからPremiere Proに読み込んでいただくといかがでしょうか。
こちら試してみましたが、出来上がった素材が既にスロー状態となっており、さらにクリップ自体も途中で切れてしまっており使い物になりませんでした。
私自身の知識不足で、premiere pro内での何らかの初歩的な初期設定ミス等だったらと思いこちらに投稿させて頂きましたが、技術系の問題もしくは素材そのものの互換性等の問題の様で、私の様なものが解決出来る案件では無さそうなのが理解できました。ありがとうございます。
ちなみに蛇足ですが、単純に拡張子を「mov」から「mp4」に変換して読み込んでみたら通常通り直ったのですが、今度はfpsが25位になってしまい、やはりスロー素材として使用出来ない質となってしまいました。
簡単なところ、本来の長さのままの素材を60i(もしくは60fps)で読み込めれば良いだけの事なのですが・・・簡単そうで難しいものですね。
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GoProのデータは問題無く読み込めているとのことですので、何らかの理由でPENTAX K-70の60i素材に限ってAdobe製品の機能ではうまく読み込めていない状況のようですね。
お使いの環境(パソコンのOSなど)が分かりませんので具体例は出しにくいのですが、パソコンに入っている動画再生ソフトではPENTAX K-70の60i素材は正しい速度で再生できますでしょうか。
そして一応念のため、Premiere Proの「環境設定」の「メディア」にて、「ハードウェアによる高速処理のデコード」のチェックを外して再起動してからお試しいただくといかがでしょうか。
断言はできませんがおそらくPENTAX K-70での収録時に、ファイルに不正確なメタデータがついてしまっているか、規格上は許容されるもののPremiere Proで正しく認識できないメタデータになっている可能性もあるように思います。
メーカーサイトを見ても、特にそういった事象やそれに対応するファームウェアなどは出ていないようですが、念のため、ペンタックスに問い合わせていただくと何か情報があるかもしれません。
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Ckun様
ご返信誠にありがとうございます。
早速試してみたのですが、何とチェックを外し再起動したら本来の長さのままの素材がタイムライン 上に表示されました!ありがとうございます!
しかし、本来60iの素材を様々なシーケンス設定で試したのですが、どの設定も自動で29.94fpsに変換されてしまい、50%スローにするとカクついてしまい、イマイチ使用できないのですが、60iの素材を59.94fpsのシーケンス設定で編集できる方法はお分かりでしょうか?もしございましたらご教授頂けたら大変幸いです。
ちなみに、quick time等での再生は何ら問題なく再生されております。60i movファイルを59.94fpsでmp4に変換したファイルも試しました。
なお、当方の環境はmacOS Catalina 10.15.7のpremiere pro2021です。
どうぞ宜しくお願い致します。
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Mac内蔵のハードウェアデコーダとの相性が悪い素材だったようですね。
ハードウェアによるデコーディングは、概ね高速ではあるのでONが推奨だと思うのですが、時々忘れたころに不具合が出たりするので、私は基本的にはOFFにして使用しております。
>本来60iの素材を様々なシーケンス設定で試したのですが、どの設定も自動で29.94fpsに変換されてしまい、
この件に関しては、前の返信で余談として追記もしたのですが、60i(厳密な数値で表記すると59.94i)は29.97fpsですので、変換されているわけではなく、単純に表記方法が異なるだけです。
29.97fpsでフィールド有りであれば、それは59.94iと全く意味です。
インターレースというのは、1枚のフレームを横のライン(いわゆる走査線)の奇数番目と偶数番目を分けて2つのフィールドにする仕組みです。
つまり……、59.94iというのは、59.94フィールド/秒のことで、2フィールドで1フレームなので、29.97フレーム/秒という表記になります。
>50%スローにするとカクついてしまい、
59.94iの素材を50%スローにしますと、Premiere Proのようなシンプルなデインターレース処理の場合、垂直解像度が半分になり、更に1フレームごとに上下に微細な揺れが発生します。
しかし、時間軸方向の動きは滑らか(59.94fpsのプログレッシブ素材をスローにしたものと同等)になるはずではあります。
ここで動きがなめらかではないとなりますと、例えばカメラでの撮影時にシャッタースピードを1/60未満(1/50や1/30などなど)にしていて、形式的には59.94iだけれども実質29.97pとして記録されている、という可能性はあり得ると思います。
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Ckun様
ご丁寧なご教授誠に感謝しております。ありがとうございます。
言葉足らずで申し訳ございません。
60iが29.97fpsは理解できたのですが、簡単に言うと、59.94fpsの素材を50%スローにしたい場合、29.97fpsのシーケンスに入れて50%にすると思うのですが、「ハードウェアによる高速処理のデコード」にチェックを入れた状態で素材を入れると、何故か素材が短くなる&最初の状態が既にスロー状態(かなり滑らかで綺麗なスロー。確認したら50%でした。)となっていて、
逆にチェックを外した状態で59.94fpsの素材を上記と同じ様に29.97fpsのシーケンスに取り込むと、通常の長さ&速度になる代わりに、何故か30fps並みの質に変わっていて(表記は59.94fps)、それを50%スローにすると、当然ながらかなりカク付いた映像となってしまう状態です。
(一度書き出して確認してみました。)
上記を様々なシーケンス設定で試してみたところ、改善できませんでした。
ちなみに素材は、60iのものをインターレースを解除し最高画質に設定して59.94fpsに変換したもので、quick time上も59.94fpsの滑らかさで再生でき、Premiere Pro上のフィールドオーダーも「なし(プログレッシブ)」と表記されている素材です。
私の知識ではどうすることもできず、短くなってしまったスロー素材を200%速度に戻して使うか、
30fpsになってしまった通常の長さの素材をカクついたスロー素材に加工して無理やり使用するかの2択となっており、難しい状況です・・・。長々すみません。
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少々状況が分からなくなってきたのですが、
>ちなみに素材は、60iのものをインターレースを解除し最高画質に設定して59.94fpsに変換したもので、
これは、「PENTAX K-70の60i」のものを、何かしらのソフトでインターレース解除して2倍FPS化なさったということでしょうか。
もしかすると、私が想定しているのとは異なる状況なのかもしれません。差支えございませんでしたら、作業の流れをもう少し詳しくお教えいただけますでしょうか。
お書きいただいた内容を拝読する限りでは、どこかの操作に誤りがあるものと思います。
>60iが29.97fpsは理解できたのですが、簡単に言うと、59.94fpsの素材を50%スローにしたい場合、29.97fpsのシーケンスに入れて50%にすると思うのですが、
シーケンスのフレームレート(タイムベース)は、最終的な用途であったり、作品の演出的な面から決めることになるかと思いますので、必ずしもこの方法でなくてはならない、ということは無いと思います。
等倍と50%スローで動きの質感を揃えたいといった場合には、おっしゃる通りかと思います。
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Ckun様
ご連絡ありがとうございます。知識不足で勘違いしておりました。
60iの素材ですが、quicktime上で見ると非常に滑らかな素材だったので、60i = premierepro上の表記は29.97fpsだけど、中身は59.94fpsと言う意味だと思っていたので、単純にフリーソフト等でインターレース解除してmp4ファイルにすれば、= 60p になると思っておりました。
ざっくりしたイメージだと、60p > 60i > 30p > 30i こんな画質順になると言うイメージで正しいでしょうか?
> シーケンスのフレームレート(タイムベース)は、最終的な用途であったり、作品の演出的な面から決めることになるかと思いますので、必ずしもこの方法でなくてはならない、ということは無いと思います。
こちらは認識しております。あくまでも一例としてお聞きさせて頂きました。ありがとうございます。
なので当たり前ですが、60i = 29.97fps だから30pのシーケンス設定でこの素材を50%スローにしたら、それは当然カクつきますよね。(笑) 大変失礼いたしました。
「ハードウェアによる高速処理のデコード」にチェックを入れた状態だと、素材後半の中身は切れてしまいますが、かなり綺麗なスロー映像に元からなっているので、(何故だかは分かりませんが)それではこちらより、使えそうな部分だけ活用して30pのシーケンスで編集してみたいと思います。
初歩的なご質問だったのに、ご丁寧かつ迅速に対応して頂き、とても感謝しております。大変助かりました。
また何かでつまづきましたら、こちらでご相談に乗って頂けたら大変幸いでございます。
どうもありがとうございました。
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もしかすると私自身が状況を正確に理解していないかもしれないので、これまでの内容と重複しつつ、一応簡潔に短めに返信してみます。
>60iの素材ですが、quicktime上で見ると非常に滑らかな素材だったので、
QuickTimeは、59.94i(29.97fps インターレースあり)の素材を2倍fps化してデインターレースして59.94fpsプログレッシブとして「表示」するので滑らかになります。
>60i = premierepro上の表記は29.97fpsだけど、中身は59.94fpsと言う意味だと思っていたので、単純にフリーソフト等でインターレース解除してmp4ファイルにすれば、= 60p になると思っておりました。
重複しますが、59.94iの中身は59.94fpsではなく、29.97fpsです。59.94iは59.94フィールド/秒です。フレームもフィールドも頭文字がFなのでややこしいですが、一般的にfpsはフレーム/秒のことを指します。
そして、単純に「デインターレース」と言うと59.94iを29.97pに変換することを指すケースが多いです。そのため、59.94iを59.94pに変換する際は、「2倍fps化」と表現したりします。
ご家庭のテレビも、地上波テレビ放送の59.94iを2倍fps化でデインターレースして、59.94pとして表示しています(さらに倍速駆動するものもあります)。
>なので当たり前ですが、60i = 29.97fps だから30pのシーケンス設定でこの素材を50%スローにしたら、それは当然カクつきますよね。(笑)
59.94i=29.97fpsですが、インターレースで1フレームに1/60秒時間がずれた2フィールドが格納されていて、59.94フィールド/秒ですから、滑らかなスローになります。
純粋な59.94fpsプログレッシブの素材とは異なり、1フィールドは1920×540のサイズで、その540本のラインも奇数・偶数……と入れ替わりますので、スローにした際にわずかな上下のブレが目立つことがあります。
もしかすると、変換なさったファイルは59.94fpsではあるものの中身は29.97pかもしれません。コマ送りすると分かると思います。
そもそも、変換が不要な気も致します。
(Premiere Proよりも高精度なデインターレス処理で2倍fps化できるソフトがあれば、そちらをお使いいただいた方が好結果になると思います。)
バグや素材不良などの特別な場合を除いて、デジタル映像の世界は理論通りの挙動をしますので、技術的な面ではキチンと整理しますと大抵のことは理屈で解決します。
今回はとりあえず「異常な状態でデコードされたもの」が幸いにしてスローとしてお使いいただけているようなので、結果良ければすべてよし、といった感じかと思いますが、もし今後この方法で回避できないことがあれば、なんとなく今回のことを思い出していただければと思います。
【追記】一つ見落としていたので追記します。
>ざっくりしたイメージだと、60p > 60i > 30p > 30i こんな画質順になると言うイメージで正しいでしょうか?
前提として29.97i(14.598fps インターレースあり)は規格として存在しません(一部の編集ソフトは、29.97fps インターレースありのことを29.97iと表記するものはあります。)。
「画質」とひとくくりにしてしまうと比較できないのですが、「動きの滑らかさ」だけで申しますと、
60p=60i>30p>24p
です。
動きの多い映像で、解像度も含めた画質の面では、
60p>60iとなるかと思います。
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Ckun様
ご丁寧なご教授、本当にありがとうございます。
2倍fps化できるソフトで60fpsにして再度試してみたいと思っております。
満足のいく素材が撮れたので、何とかして友人の会社用にカッコ良いクリップを作ってあげたいとの一心で、初めてこちらでお聞きさせて頂きました。
premiereproを独学で使用してきたこともあり、基礎的な事が抜けていたので、大変勉強になりました。
今後はこちらを再確認しながら、勉強を続けて行こうと思っております。
また是非ご相談に乗ってください!この度は本当にありがとうございました。
また、こちらの内容は大変参考になりますので、その他に方にもこちらの記事が役に立つことを願っております。
この度は本当にありがとうございました!