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書き出し後の色味が異なる

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Aug 18, 2022 Aug 18, 2022

こんにちは。最近PremiereProを利用し始めました。

異なるスマホで撮影した複数動画を、1つずつそれぞれシーケンスを作成して、書き出しをしたところ、1つだけ書き出し後の色味が異なりました。シーケンス設定も書き出し設定もフレームレート以外の項目は同じです。

書き出し後は、少し暗くなったように見えて、特に赤色が元の動画と異なります。

他の動画との違いを調べていたら、その動画だけカラースペースが「Rec.601(PAL)」で、他の動画は「Rec.709」でした。シーケンスのカラースペースは全て「Rec.709」です。

書き出し後に色味が変わる原因は何でしょうか。よろしくお願いします。

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FAQ , 書き出し
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correct answers 2 件の正解

Community Expert , Aug 18, 2022 Aug 18, 2022

問題が発生するRec.601(PAL)」の動画は、Premiere Proのプログラムパネル(編集中の画面)で見た時点で既に明るさ・赤の色味が変わってしまっていますでしょうか。

 

また、「書き出し後」のファイルの再生確認に使用している再生ソフトの種類も含めて、お使いのパソコンのOSやPremieree Proのバージョン、問題が起きるファイルのフレームサイズ・フレームレート(可能でしたら撮影したスマホの機種名)などもお書き添えいただくと、的確な返信が付きやすくなるのではないかと思います。

 

原因は「カラーマネージメント」によるものだと思うのですが、どの部分で問題が起きているかについては、ワークフローとお使いの環境全体を俯瞰で見てみないと分からないものです。

 

例えば、再生確認に使用しているソフトが「カラーマネージメントしないで表示」するものであれば、そのソフトにも問題があるということになります。

 

Premiere Pro側で回避策を試すとするならば、シーケンスのカラースペースを「Rec.601(PAL)」にするということになるのですが、どういうわけかPremiere Pro

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Community Expert , Aug 19, 2022 Aug 19, 2022

追記です。

 

Premierer Pro v.22.5.0にて、SD解像度のシーケンスを作成していくつかのパターンでテストしてみました。

 

結論から申しますと、バグなのか仕様なのか、はたまたSD解像度は過去の遺物とみなして検証せずリリースしているのか理由は分かりませんが、Rec.601の扱いが少しおかしいようです。

 

検証する意味もないと思えるくらい根本的なところで正しく機能しないので、途中で断念してしまいました。

 

720×480 59.94i(昔のDVビデオの規格)のシーケンスを作るとRec.709のシーケンスになりますが、そこからMP4ファイルを書き出すとRec.601という属性がついたファイルができます。それを再読み込みしても色は変わりません。

 

DV25MコーデックのMOVを書き出した場合も、再読み込み時の色の変化はありませんでした。

 

同シーケンスからProRes 422 HQのファイルを書き出すと、Rec.709という属性がついて書き出されます。そしてこのファイルを再読み込みすると、色が変わります。おそらく、映像的にはRec.601で書き出されているのだと思い

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Community Expert ,
Aug 18, 2022 Aug 18, 2022

問題が発生するRec.601(PAL)」の動画は、Premiere Proのプログラムパネル(編集中の画面)で見た時点で既に明るさ・赤の色味が変わってしまっていますでしょうか。

 

また、「書き出し後」のファイルの再生確認に使用している再生ソフトの種類も含めて、お使いのパソコンのOSやPremieree Proのバージョン、問題が起きるファイルのフレームサイズ・フレームレート(可能でしたら撮影したスマホの機種名)などもお書き添えいただくと、的確な返信が付きやすくなるのではないかと思います。

 

原因は「カラーマネージメント」によるものだと思うのですが、どの部分で問題が起きているかについては、ワークフローとお使いの環境全体を俯瞰で見てみないと分からないものです。

 

例えば、再生確認に使用しているソフトが「カラーマネージメントしないで表示」するものであれば、そのソフトにも問題があるということになります。

 

Premiere Pro側で回避策を試すとするならば、シーケンスのカラースペースを「Rec.601(PAL)」にするということになるのですが、どういうわけかPremiere Pro ではSD解像度のシーケンスを作成してもRec.601を選択できないので(私はそのことに今気づいたので、実際の挙動までは未確認です)、別のアプローチで解決する必要がありそうです。

 

もし、フリーソフトをお使いいただいても問題無い環境でしたら「MediaInfo」など動画の詳細を調べることができるソフトにて、その素材に「Rec.601」という属性が本当についているか否か確認していただくことでも、解決への糸口が見つかるかもしれません。

 

MediaInfoのサイト

https://mediaarea.net/ja/MediaInfo 

 

その結果次第では、Premiere Pro上で「カラースペースを上書き」する方法でも回避できる可能性があります。ただし、カラーマネージメントの問題はなかなか難しいので、本当の意味での解決は意外と難しいかもしれません。

(カラーマネージメントにまつわる事象では、ファイルの「誤った設定」と表示に関わる部分の「誤った設定」が合わさって、結果的にその環境でのみ「正常に見えてしまう」こともあるという罠もあったりします……。)

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Aug 18, 2022 Aug 18, 2022

丁寧にご回答ありがとうございます。参考になりました。

回答でもあるように、シーケンスの設定と書き出し設定をRec.601に変更できればと思いましたが、何故か選択肢にRec.601がありませんでした。

プレビューに使用するソフトはRec.601Rec.709も動画のカラースペースをそのまま保持して表示できるようです。元の動画はRec.601で、書き出し後のRec.709の動画になってるので、やはりPremireProの方に問題があると思いました。

Quicktimeガンマバグやフッテージの変換等試しましたが元の動画の色には近づかなかったのでなんとかRec.601で書き出す方法があればいいのですが、、

解決のヒントをくださりありがとうございました。

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Aug 18, 2022 Aug 18, 2022

「ガンマバグ」に言及なさっていることからMacをお使いのことかと思います。

 

ガンマバグについてのネット上の情報は、「正しいけれども専門知識が無いと理解しにくい」ものや「間違って解釈している」もの、「Mac上の表示だけの問題なのにそこに触れずに説明しているもの」などなどいろいろありますので、くれぐれもご注意ください。

 

また、Rec.709と601はガンマカーブ(伝達関数)は同じで、異なるのは、マラーマトリクス(RGBと輝度色差の変換式)です。

 

>プレビューに使用するソフトはRec.601Rec.709も動画のカラースペースをそのまま保持して表示できるようです。

 

この部分については、カラースペースの情報を保持するのはもちろんなのですが、その情報(タグ)を元にディスプレイの色域に合わせてカラーマネージメント(色域変換)して表示しているか、変換せずにそのまま素通しで表示しているかという部分も重要なポイントになります。

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Aug 19, 2022 Aug 19, 2022

追記です。

 

Premierer Pro v.22.5.0にて、SD解像度のシーケンスを作成していくつかのパターンでテストしてみました。

 

結論から申しますと、バグなのか仕様なのか、はたまたSD解像度は過去の遺物とみなして検証せずリリースしているのか理由は分かりませんが、Rec.601の扱いが少しおかしいようです。

 

検証する意味もないと思えるくらい根本的なところで正しく機能しないので、途中で断念してしまいました。

 

720×480 59.94i(昔のDVビデオの規格)のシーケンスを作るとRec.709のシーケンスになりますが、そこからMP4ファイルを書き出すとRec.601という属性がついたファイルができます。それを再読み込みしても色は変わりません。

 

DV25MコーデックのMOVを書き出した場合も、再読み込み時の色の変化はありませんでした。

 

同シーケンスからProRes 422 HQのファイルを書き出すと、Rec.709という属性がついて書き出されます。そしてこのファイルを再読み込みすると、色が変わります。おそらく、映像的にはRec.601で書き出されているのだと思います。

このファイルは、他の再生ソフト(カラーマネージメントに対応したもの)で再生しても誤った色味で再生されます。

 

それらのファイルは、Premiere Proで読み込んで「フッテージを変換」でそれぞれRec.709とRec.601で上書きしても、色に変化がありません。しかしRec.2020で上書きすると変化があるので、カラースペースの上書きが機能していないわけでもなさそうです。

 

とりあえずここまでしか検証していないので、ProRes書き出しにて問題が起きるということと、カラースペースの上書きが601と709の間で機能していないように見えることしかわかりません。

 

正直なところ、ここまでおかしな挙動をするとは思ってもいませんでした。最近はSD素材を扱う機会があまり無いことや、Rec.601とRec.709の相互変換を省いても極端には色は変わらないので、あまり問題になっていないだけかもしれませんね……。

 

残念ながら解決策はまだわかりませんが、書き出すコーデックによって挙動が変わるという部分も何かヒントになるかもしれません。

 

もし私が同じ立場でしたら……、残念ながら、他のソフトを使うということになりそうです。

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Aug 19, 2022 Aug 19, 2022
最新

大変参考になりました。

 

まず、ガンマバグですがMac上のことであることを知りませんでした。Windowsを使用してるので、適切では無かったですね。カラーマネジメントについても説明ありがとうございます。

 

Rec.601についても色々検証していただきありがとうございます。プレミアプロで扱う場合は注意するようにします。

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