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Premiere pro 22.0Ver. にアップデート後にMOV素材を読み込んだ際に明るさがものすごく明るくなってしまうのですが同様の現象が起きてる方いますか?
露光量を-2くらいまで調整しないと正常な明るさにならないです。
そして解決策が分かる方がいましたらお教えください。
ファイルの情報ありがとうございました。
まさにおっしゃる通り、広色域のハイブリッドログガンマ形式のHDRですね。
私自身では検証していないのですが、可能性としては以前のバージョンではこれがRec.709 SDRもしくはRec.2020 SDRとして扱われていたために、ハイライトが柔らかいトーンのSDR動画として扱われていた可能性があると思います。
新バージョンでは色域・ガンマの上書きができるので、Rec.709に変更してお試しいただくといかがでしょうか。
プロジェクトパネルで素材を右クリックして「変更」→「フッテージを変換」を選んでいただき、下部のカラーマネージメントからカラースペースを上書きでRec.709にしていただく流れです。
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素材の種類に依るかと思うのですが、ここ数日のご投稿を拝見しているとiPhoneのHDR収録素材でそのような現象が出ているようです。
私自身はHDRで撮れるiPhoneを持っておらず検証できないのですが、新バージョンでHDRへの対応が充実して「正しく」HDR→SDR変換されるようになった結果なのかな?と、思っております(机上の空論なので、実際には違いかもしれません)。
差支えございませんでしたら、MOVファイルの仕様を詳しくお書き添えいただくと、的確な返信が付きやすくなると思います。
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お返事ありがとうございます。
成程、そのような事が予想されるのですね。
素材自体は仕事相手から送られてきているのでどのように収録されているかは分からず、
さらに自分の知識不足と検索力のなさで動画ファイルがHDRか調べる方法が分からなかったので、プレミアで動画ファイルのプロパティを表示した際の情報を記載します。
こちらで何かお気づきの点がございましたら是非意見をお聞かせ下さい。
【動画素材プロパティ】
種類 :MPEG ムービー
ファイルサイズ :3.78 GB
画像のサイズ : 1920 x 1080
フレームレート : 29.98
ソースのオーディオ形式 : 44100 Hz - 圧縮 - ステレオ
プロジェクトのオーディオ形式 : 44100 Hz - 32 ビット浮動小数 - ステレオ
トータルデュレーション : 01:01:17:20
ピクセル縦横比 : 1.0
アルファ : なし
カラースペース:Rec. 2100 HLG ←恐らくこれがHDRであるという情報ですかね?
カラースペースを上書き :オフ
LUT を入力 :なし
ビデオコーデックタイプ : HEVC 10 bit 4:2:0
可変フレームレートが検出されました
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ファイルの情報ありがとうございました。
まさにおっしゃる通り、広色域のハイブリッドログガンマ形式のHDRですね。
私自身では検証していないのですが、可能性としては以前のバージョンではこれがRec.709 SDRもしくはRec.2020 SDRとして扱われていたために、ハイライトが柔らかいトーンのSDR動画として扱われていた可能性があると思います。
新バージョンでは色域・ガンマの上書きができるので、Rec.709に変更してお試しいただくといかがでしょうか。
プロジェクトパネルで素材を右クリックして「変更」→「フッテージを変換」を選んでいただき、下部のカラーマネージメントからカラースペースを上書きでRec.709にしていただく流れです。
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丁寧なご回答ありがとうございます。
先程仰って頂いた通りにフッテージ変換を行ったところ明るさが抑えられ以前と同じように表示が出来ました。
新たな知識も得られて嬉しいです。
お助けいただき本当にありがとうございました。
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無事解決なさって何よりです。
HDR-SDR変換は実はそう単純ではないので(基準白のレベルや、SDRで表現できないハイライトをどう丸め込むorクリップさせるか等)分かりやすく説明するのは難しいのですが、「HDR素材を無変換でSDRとしてご使用している状態が普通」として扱われるケースがこれまでしばしばあったために、余計ややこしいことになっているように思います。
とりあえずは、技術的には間違っていたとしても従来のやり方を踏襲して現状のお仕事をこなしていただき、ゆくゆくはHDRの正しい扱い方も踏まえつつ良い手段を選択して進められると良いのではないかなと思います。
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続報ですが、つい先ほど英語版のフォーラムにAdobeスタッフの方からの投稿がありました。
これまでやや手探りで回避法を考えておりましたが、問題なかったということが確認できました。
今後、仕上げまでHDR(HLG)を維持する場合には上記記事中ほどのようにタイムラインの設定自体を変えることになるのですが、HDRモニタリングの環境も必要になってきますね。
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ご丁寧なアドバイスや続報ありがとうございます。
先程自分でも記事を見てきました。
そうですね、今後HDRでの作業もドンドン増えて行く事も視野に環境を整えて行ければと思います。
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私の書き方は誤解を招きかねないので一応補足いたしますと、
>これまでやや手探りで回避法を考えておりましたが、問題なかったということが確認できました。
という一文の「問題なかった」というのは、HLG素材を扱ううえでの問題が無いという意味ではなく、Premiere pro v15.xのように、HDR素材を誤った色で読み込んでしまう不具合をV22で再現する方法として問題なかったという意味でございます。
v22にて、HDR素材を用いて普通のSDR映像制作をする場合には、クリップの変更でカラースペースを上書きするのではなく、エフェクトにある「SDR最適化」を使用していただくことをおすすめいたします。
元々、HDRは従来のSDRでは表現できなかった「輝き」など高輝度を扱えるようにした規格ですので、SDRにそのまま「変換」すると、SDRで表現できない部分は白飛びするのが正しい動作です。
「SDR最適化」エフェクトは、ソフトニー(ニーはKnee:膝のことで、業務用カメラにも搭載されている設定の一つです。一定の輝度以上の応答の傾きを、膝を曲げるように緩くすることに由来します。)で白飛びする部分をやんわり表現可能な範囲内に収めることと、明るさ(明度)とコントラストも調整できるので、とても便利に使えると思います。
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全く同様の不具合が起こっていたところ、この「SDR最適化」でうまく行けました。むっちゃ助かりました。ありがとうございます!
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「SDR最適化」で問題が解決したとのことで、何よりです。
Adobe Premiere ProのHDRやLog、広色域への対応は現在進行形で進化してまして、直近ですとVer. 23.2のアップデートで「HDR メディアの自動トーンマッピング」という機能が搭載されました。
機能の概要 | Premiere Pro(2023年2月アップデート)
このあたりの機能は今後も進化してゆくと思うのですが、良くも悪くも「前のバージョンと設定項目が異なる」という部分で混乱が生じることもあるかと思いますので、注視してゆく必要があるのではないかなと思っております。