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FX6で収録したXAVC-Intra FHD 60p とXAVC-Long 50(4:2:2) FHD 60p を、納品編集用に.mov(ProRes 422 HQ)変換するとして、それぞれどのような違いが出てくるのでしょうか。
例えば
・XAVC-Longのデメリットである編集の際に負荷がかかるといった点は引き継がれるのかどうか
・mov変換後のデータサイズはXAVC-IntraもLongもほぼ同じだったりするのかどうか
・XAVC-Intraのメリットなどがなくなってしまうなど
編集環境は業務用MacPro(CPUはXeon、メモリは64gb以上)のPremiere Proのバージョンは2021を想定しています。
最終的な納品規格は1920×1080 60i(29.97fps)です。
編集は4マルチカメラです。
画質以外の面では、変換元の素材に関わらず、ProRes 422 HQ変換後の素材はProRes 422 HQの特徴を持つものになります。
>・XAVC-Longのデメリットである編集の際に負荷がかかるといった点は引き継がれるのかどうか
→引き継がれることはございません。
>・mov変換後のデータサイズはXAVC-IntraもLongもほぼ同じだったりするのかどうか
→データ(ファイル)サイズは変わります。FHD60pの場合、XAVC-I は約220Mbps、XAVC-Longは約50Mbps程度かと思いますが、ProRes 422 HQは約440Mbps程度になります。
ストレージ容量の計算では、XAVC-Iの約2倍、KAVC-Lの約9倍のファイルサイズで見積もる必要がございます。
【追記】
すみません、ご質問の意図を取り違えていたかもしれません。「XAVC-IからProRes 422 HQへの変換」と「XAVC-LからProRes 422 HQへの変換」で、変換後のビットレートに変化があるかということでしたら、「ほぼ無い」ということになるかと思います。
「ほぼ」と書きましたの
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画質以外の面では、変換元の素材に関わらず、ProRes 422 HQ変換後の素材はProRes 422 HQの特徴を持つものになります。
>・XAVC-Longのデメリットである編集の際に負荷がかかるといった点は引き継がれるのかどうか
→引き継がれることはございません。
>・mov変換後のデータサイズはXAVC-IntraもLongもほぼ同じだったりするのかどうか
→データ(ファイル)サイズは変わります。FHD60pの場合、XAVC-I は約220Mbps、XAVC-Longは約50Mbps程度かと思いますが、ProRes 422 HQは約440Mbps程度になります。
ストレージ容量の計算では、XAVC-Iの約2倍、KAVC-Lの約9倍のファイルサイズで見積もる必要がございます。
【追記】
すみません、ご質問の意図を取り違えていたかもしれません。「XAVC-IからProRes 422 HQへの変換」と「XAVC-LからProRes 422 HQへの変換」で、変換後のビットレートに変化があるかということでしたら、「ほぼ無い」ということになるかと思います。
「ほぼ」と書きましたのは、ProResはVBRですので、変換元のコーデックの違いによりディテールの信号に差が出ますため、結果的に元の画質が甘い(コーデックによりややぼやけた)場合にはProRes変換後のファイルサイズが若干小さくなることが考えられます。
(追記終わり)
>・XAVC-Intraのメリットなどがなくなってしまうなど
ProRes 422 HQに対するXAVC-Iのメリットはどんな点かということにもよるのですが(個人的には、特に大きなメリットは無いように感じています。H.264の技術を用いているので、イントラとはいえそのメリットは少しあるとは思います。)、ProRes 422 HQに変換した時点でファイルの形式としてのメリットは無くなるとは思います。
4カメのマルチカメラとのことですので、ProRes 422 HQ 1080/60pが4本となりますと、ストレージの帯域幅は2000Mbps以上必要になるのではないかと思います。
ジーオンのマシンパワーがどの程度か詳しく存じ上げておりませんが、お使いになるストレージによっては、例えば720/60pのProRes 422 Proxyコーデックでのプロキシ編集も視野に入ってくるのではないかなと思います。
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Ckunさま
ご返信頂き、誠にありがとうございます。
そうなりますと.mov変換前提ではございますが、収録自体の記録方式をXAVC-Intraにする必要性はあまりなく、XAVC-Longでも大きな問題はないように考えられますがいかがでしょうか。
XAVC-Intra HDですと撮影機材に対応するSDカードの種類も限定されてくる(ビデオスピードクラスV60以上で、256GBでも記録時間は2時間程度)ため、XAVC-Long HD 50 で収録したほうが制作における柔軟性も高まり、予算の負担も多少軽減されるといったメリットがございます。
技術面でのお話にも関わらず曖昧な表現で恐縮ですが、なるべく良い画質を保ちつつコスパよく制作を進めたいという考えでおります。
また、マルチ編集における帯域幅についても「.movだと編集しやすい」程度の認識でおり、またオフライン編集ではプロキシを使っているので、そこまで意識がなかったため参考になりました。
ポストプロダクションでも編集自体はプロキシに変換されて作業されているかなと思いますが(「別のmovを上から塗っている」といったことを聞いたことがあります。)、持ち込む.mov変換データを入れる記憶装置はポータブルHDDでは対応できないと思うので、なるべくM.2 SSDなど利用しようと思います。
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収録コーデックの選択は、おっしゃる通りコストの問題も絡んでくるので悩ましいですね……。
これが、XAVC-I HD 29.97p (約110Mbps)又は23.976p (約90Mbps)と、XAVC-L 29.97p又は23.976p (50Mbps)の比較ですと、シーンによってはXAVC-Lの方が見た目の品質が高くなることもありまして、画質の面では優劣つけ難いです(コーデックの性格は大きく異なるので、撮影内容も考慮する必要はございます。たとえば音楽ライブでも、アコギ一本の静かなライブとハーディングチェックひっかかりまくりの照明の明滅が激しいロックのライブでは、かなり状況が変わります……)。
ですので、画質にこだわるものでも、わりと抵抗なくロングコーデックを選べるかと思います。
ところが、XAVC-I HD 59.94p (約220Mbps)とXAVC-L HD 59.94p (約50Mbps)の比較ですと、いくらロングの方が圧縮効率が良いとはいえ、イントラの方が画質的には上になることが多いと思います。
私個人的には、FHD60pのロング50Mbpsは、少々頼りない品質だと思っています。一概にはいえませんが、テレビ放送やネット配信のみでしたら許容範囲、販売用Blu-ray(59.94p収録のものは59.94iもしくは29.97pになりますが)ですと画質不足、というイメージです(あくまで私個人の感想です)。
結局は、完成品にどの程度の映像品質を求めるかという部分が鍵になってくると思います。
ちなみにポスプロへのお持ち込みは、おっしゃる通り高速なSSDの方がストレージへのコピー時間が短くなるので基本的にはありがたいと思うのですが、フォーマット(exFATはお勧めしないなど……)含めご依頼なさるポスプロと十分に打ち合わせをしていただくことが大事だと思います。おそらく、収録コーデックについても助言をもらえるのではないかなと思います。
(せっかく10bitで収録しても、ProResでの編集後8bit処理で書き出してしまうという初歩的なトラブルも意外とありますので、編集手順もポスプロの担当者にしっかりご確認いただくと良いと思います。)
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ご返信下さり、ありがとうございます。
画質の優劣は自分の目だけで判断できないので難しいところです。
圧縮技術などコーデックの特性も考慮すると、一概にビットレートのみで画質を判断できないことも理解致しました。
基本放送とネット配信でして、Blu-rayは経験がなかったため貴重なご意見ありがとうございます。
exFATですと接続不良多いそうなので、フォーマットはAPFSに統一しております。
ポストプロダクションで担当される方の技量やコミュニケーションスタイル、納品構造なども個人差があるのは理解しておりますが、これまでお任せにしてしまいがちでしたので編集手順も随時確認させて頂こうと思います。
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すみません、以前いただいていたご質問内容を考慮せず返信していたので、ProRes 422 HQのビットレートは59.94i(29.97fps)ではなく59.94pで計算しておりました。FHD59.94iのProRes 422 HQは、概ね220Mbps弱になります。
技術的には、59.94iで編集する際でも編集用素材は撮影素材と同じ59.94pにしておくことで、ちょっとしたスタビライズや見切れのクロップ&ブローアップを高品質で行えるメリットがあるかと思います。
もう一点、本題から少しずれますが、触れ忘れていたことがございました。
>Premiere Proのバージョンは2021を想定しています。
Adobe Creative Cloudの個人版・グループ版のサポートは、最新バージョンと直前のバージョンなので、現時点(2023/11/22)では2024版と2023版(Premiere Pro v23.xとv24.x)がサポートされるバージョンとなります。
もしかすると、それを踏まえたうえで、ポスプロさんやその他共同作業者さんとの間の何かしらの理由で2021版でお使いいただく前提で進んでいるのかもしれませんが、万が一作業中にパソコンに問題が生じて再インストールが必要になった際に、2021版はインストーラーが提供されていないなど、サポート外のアプリケーションを使うことにはそれなりのリスクがあるかと思います。
そういった点も加味していただいて、完成・納品時期も見据えていただきつつ、サポートされているバージョンをお使いいただくことをご検討いただく方が良いかもしれないと、個人的には思っております。
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以前の質問の部分も踏まえフォロー頂きありがとうございます。
59.94p素材をそのままProRes 422HQに変換し59.94i(29.97fps)で編集するメリットは具体的に存じ上げなかったので、今までは特に考えずそのまま変換しておりました。
お教え頂きありがとうございます。
Premiere Proのバージョンについても承知しました。
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