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モノクロ2値のtiff画像を複数配置して色づけをして校正刷りをとったところ、元のファイルの解像度が得られず、粗い状態で出力されてきました。印刷所に問い合わせたところ、画像を埋め込み画像にするとそうなるので、リンク画像にせよ、ということでしたが、これまでそうした話を聞いたことがなく、納得できません。どなたか何かおわかりになるかたはいらっしゃいますか?
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埋め込んだからと言って解像度が変化する事はないと思いますよ。なにか別の要因があるのではないかと思います。
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私もそう思ってはいるんですが、印刷所がそう言うので不可解なんです。
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埋め込みまでなら解像度は保持されますね。
へんなラスタライズがかかった可能性はあるでしょうか。透明効果とか?
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ラスタライズ処理は関係していないです。出力画像はモノクロ2値のままですが、ピクセルが400dpi程度の粗いものになっているんです。
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バージョンの記載がないので断定はできませんが、以前にモノクロ2階調の画像を埋め込んだ場合にPDFの書き出しでグレースケール画像のダウンサンプル設定が適用されてしまう不具合の報告がフォーラム内でありました。おそらく今回も同じではないかと予測されます。
illustrator CC 2017で配置されたモノクロ画像
もし、この不具合が該当するのであれば、これを防ぐには印刷所の回答のようにモノクロ2階調の画像は埋め込まない、埋め込まれている場合はPDFの書き出し時にグレースケール画像のダウンサンプルを使用しないという事になります。仮にこの対応を知らなかったとしてもダウンサンプルによる不足と言えるほどの画像解像度の変化についてはPDFに対するプリフライトチェックで判定できますので、その点からもこの印刷事故の責任はPDFの書き出しを行なった側にあると言えるでしょう。
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CC2020です。PDF化する際、モノクロ2値画像がグレースケールのダウンサンプル設定に左右されること、私も確認しました。モノクロ2値画像をダウンサンプル無しにしても、グレースケールを350に設定するとモノクロ2値画像が低いピクセルに置き換えられてPDF化されるようです。ただ、これを印刷所に問い合わせたところ、原因は埋め込み画像にあり、リンク画像にすれば解消される、という返事でした。印刷所で刷版つくるときにもPDFを介するんでしょうか?
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>印刷所で刷版つくるときにもPDFを介するんでしょうか
介してますね。PDF/X準拠で。
PostScript形式は使われなくなりました。
100%向こうの手落ち責任にしたいのであれば、手元で埋め込みモノクロ2階調の解像度の担保ができるPDF/Xに準拠した書き出しプリセットを確立することが必要かと思います。
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そうなんですね。やはりPDF化したときにグレースケールのダウンサンプルに影響されたのだと思います。どちらの責任、という話にはまだなってないのですが、PDF化する際の問題では?というという問いかけに対して、いや、埋め込み画像にしたからだ、という返事だったので、ちょっと納得がいかなかったのです。ありがとうございます。
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まあ埋め込みの是非は置いといても、埋め込みにしたのが原因だ(そちらの入稿データのせいだ)みたいな言われ方だと「???」となりますねえ。
印刷通販のように完全データしか受け付けないような所もありますが、編集や修正込みで受けている所だとすれば、今では埋め込み解除(埋め込み画像の抽出&リンク化)もできるので不親切な印刷屋だなあという感想です。
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Illustrator 2022(26.0.2)で検証しました。
モノクロ2階調の画像を埋め込んだ状態のドキュメント情報
ダウンサンプル設定をオフにして書き出したPDF
グレースケール画像のみにダウンサンプル(300ppi)を設定して書き出したPDF
ダウンサンプルされたPDFに対するプリフライト結果
ダウンサンプルによる解像度の変更のみでモノクロ2階調は維持されているので圧縮形式の変更は適用されません。
また、このドキュメントをInDesignに配置してグレースケール画像にダウンサンプルを適用してPDFを書き出してもこの不具合は起きません。
今回の件からはやや外れますが、ダウンサンプルについて書いておきたいと思います。前提としてダウンサンプル前後の差異がわからない(飽和する)解像度をテスト校正による判断から求めなければいけませんが、カラー画像に対しては背景が透明なPSDファイルを配置した際に生じる偽色が変換によって4Cベタを含む強調されたピクセルとなり印刷結果に反映してしまう例もあるので対応したプリフライトチェックが必須です。グレースケール画像に対してはスクリーントーンを表現したものに適用するとアンチエイリアスが発生して不鮮明なビリ付き(スクリーントーンの密度と角度に対してスクリーニングの角度が干渉した場合はモアレ)となる例もありプリフライトでもチェックできないので使用しない方が安全です。白黒画像に対してはダウンサンプルによる容量削減にはほとんど期待できないので必要性がありません。
偽色に対してカラー画像_ダウンサンプルなしをRIPで1bit TIFF書き出し
偽色に対してカラー画像_ダウンサンプルありをRIPで1bit TIFF書き出し
ダウンサンプルされたPDFに対するプリフライト結果
グレースケール画像_ダウンサンプルなしをRIPで1bit TIFF書き出し
グレースケール画像_ダウンサンプルありをRIPで1bit TIFF書き出し
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ほとんどの印刷屋さんでは、刷版の出力にはPDFをベースとしたワークフローが利用されます。わたしのところではEquoisという大日本スクリーン製造のシステムを利用しています。実際にお客様から完全データとしてネイティブデータを受け取った場合は「EQUIOS X4 2010_1_J.joboptions」というプリセットを利用するのですが、このジョブオプションは書き出し時に圧縮及びダウンサンプルを一切行いません。
基本的にダウンサンプル自体がデータ品質を落とす行為なので適用する場合は細心の注意が必要ですが、そこは各印刷屋さんのポリシーに依るところなので、どのような設定で運用されているのかを確認された方が良いでしょう。
今しがたver.26.0.2で埋め込み2諧調画像を試してみましたがダウンサンプルの影響は受けませんでした。
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ありがとうございます。上のバージョンでも試してみます。モノクロ2階調の埋め込み画像がPDF化する際にグレースケールのダウンサンプル値に左右されるというのは全く予測不能ですね。印刷所と直接やりとりできるとよかったんですが、担当編集を介してのやりとりで、それもまた隔靴掻痒という感じでした。
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まず、モノクロ2値画像は埋め込むとグレースケール扱いになります。
それと、x4、x1aの規格には画像の圧縮、ダウンサンプルの規定は特にないです。
問題は、Illustratorのデフォルトのままの「プリセット」のX1a、X4を使っているからだと思います。
印刷所ではダウンサンプルをやらないところありますよ。
というか普通はやらないと思ってました。
画像で作成しているロゴなど酷いことになることありますからね。
印刷用のPDFデーターが心配な場合でも。ダウンサンプルを外してJpeg圧縮当だけですいぶんとPDF時の容量が減りますので十分な場合が多いと思います。
私の知ってるところも複数のプリセットを作成しているか、何かしらのシステム用にOFFになっているそうです。
デフォ直なんか使うから良くない、と喧嘩にならない様に優しく言ってあげてください。