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Premire Proについての質問で、バージョンは14.7.0です。
使っているOSやシステムについては最下部に記載しております。
【質問事項】
60fps(正確には59.94fps)で撮影した映像素材を、23.976fpsのシーケンスに合った形でスローにするためにはどうしたらよいですか?
もちろん「速度・デュレーション」でスローにして、「補間」をどれを選択してもカクカク(コマ落ちの現象で、1フレ間隔でフリーズ)してしまうのは承知のうえです。
ちなみにここでの「カクカク」するのは、PCのGPUやCPU処理が追いついていないことではなく、1フレずつ進めても「動く→フリーズ→動く→フリーズ」のように、映像素材が止まってしまっている状況が発生していて、再生すると滑らかさに欠ける。という意味です。
【やりたいこと】
60fpsのフッテージを最大40%までスローにしても、コマ落ちせずに滑らかなスロー映像にしたい。
【試したこと、得られた結果】
1. 「変更」→「フッテージを変換」で23.976fpsにしてクリップ尺は伸びたものの、映像は等倍のまま変わらず途中から停止、音声のみが最初から最後までスローに。
2. 1の結果を受けて「プロキシのフッテージが60fpsのままなんだ。だから、映像はスローにならないんだ」と思い、「プロキシを作成」からAMEを起動。AME上の「フッテージを変換」でfpsを「23.976」に変更。
結果、スローになったものの、カクカクした状態は変わらず望まない結果に。
3. 映像素材自体に問題があるのではと思い、改めて確認するも59.94fpsであることは間違いなく、映像をプレビューしても30fps(29.97fps)の映像ではない。
こちら原因は分かる方いらっしゃいますでしょうか?
OS:Windows10 64bit
プロセッサー:Intel® Core™ i9-9900K CPU @ 3.60GHz
メモリ:96GB(うち64GBをAdobe製品に割り振っています)
グラフィックス:NVIDIA GeForce RTX 2080 Ti
ストレージ:計約15TB
状況としては、「Sony 7SM3で収録したXAVC HS 4K 100Mbps 10bit 4:2:2 59.94pの素材が、Premiere Pro上で"29.97p over 59.94p"の状態で読み込まれる」ということのようですね。
しかし気になりますのは、Catalyst BrowseでXAVC-Intraに変換しても症状が出ている点です。私の手元の環境では、カメラは異なりますがCatalyst Browseで書き出した4K (3840x2160) XAVC Intra 300(60pなので約600Mbpsです)の素材は、問題なくPremiere Proで59.94pの素材として扱うことができています。このフォーマットは4K放送開始当時から局納品で使われていたもので、Premiere Proから見れば特殊なフォーマットではなく、これが正しく扱えないとなりますと、何か不具合が生じている可能性もあるように思います。
全く異なるカメラで撮影した60p素材があれば、それが正常にPremiere Proで60pとして再生できるかご確認いただくことも、問題の切り分けに役立つと思
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プロキシを使用する場合、フッテージの変換でフレームレートを変更するとうまくゆかないと思います。
(プロキシの切り替えで元の素材にしてご覧いただくと、正常な動作していると思います。)
手順を明確にするために一旦今までおやり頂いたことを忘れていただき、新しいプロジェクトを作成して23.976fpsのタイムラインを作成し、59.94fpsの素材をのせて(クリップの不一致に関する警告がでたら「現在の設定を維持」を押下します)、タイムライン上のクリップを右クリックして「速度・デュレーション」にて速度を「40%」にしてみていただくと、お望みの結果になると思います。
この方法でしたら、プロキシでも機能すると思います。
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早々にご回答いただき誠にありがとうございます。
ご教示いただいたことを試しましたが、あいにく望んだ結果にはなりませんでした。
結果としては、カクカクする現象が発生していて、コマ落ちが発生しています。
ただ、プロキシを使用する場合において、「フッテージの変換」でfpsを変更すると思い通りにいかないことが新たに分かったので助かりました。
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私も投稿にあたりまして、1080/59.94pのXAVC S HD(MP4), XAVC HD 50 (MXF), ProRes 422(MOV)を用いて試しておりますが、1080/23.976fpsのタイムライン(AVC-I 100 1080p24のプリセットを使用)にそれらの素材をのせて40%のスローとすることで、素材とタイムラインのフレームが1:1の関係でなめらかなスローになっております。
コマ落ちは、通常処理能力等が追い付かず、本来表示されるべきコマが表示されない現象のことなのですが、今回のケースではそういう意味ではなく、フレームレート変換に伴うジャダーの意味でお使いでしたでしょうか。だとしますと、素材も含め何かしら不具合が発生している可能性があるように思います。
ひとつ気になりますのは、最初のご質問にありました
>もちろん「速度・デュレーション」でスローにして、「補間」をどれを選択してもカクカク(コマ落ちの現象で、1フレ間隔でフリーズ)してしまうのは承知のうえです。
という部分なのですが、59.94fpsで収録した素材を速度40%のスローにして23.976fpsのタイムラインで使用する場合(2.5倍のスロー)、1フレ間隔でフリーズすることはありません。
1フレおきにフリーズするケース(フレームサンプリングによる補完)は、必要なフレーム数に対して素材のフレーム数が半分の場合ですから、59.94fpsの素材を23.976fpsで使用する場合は20%スローにした場合です。
また、補完方法によって見え方は変わり(フレームサンプリング以外は要レンダリング)、どれを選んでもカクカクするということはありません。
もしかすると、どこかの部分で不具合が発生していて正常に動作していない状況かもしれませんので、可能であれば別のカメラで収録された映像でお試しいただいて症状が出るかご確認いただくといかがでしょうか。
素材の収録に使用したカメラの機種と記録モードなどをお書き添えいただければ、もし類似の素材が私の手元にあれば検証してみます。
(パソコンのデスクトップをキャプチャした素材など、元々59.94fpsではない映像を59.94fpsで収録したものですと話は全く変わってきます。)
ちなみに私が検証した環境は下記のようなものです。
Windows 10 Pro(1909), Premiere Pro Ver. 14.7.0, i9-10980XE, GTX1080, Mem64GB
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仰る通りジャダーの意味です。
また、フレームの補間に関してはまさに仰る通りで、分かりづらくて申し訳ございません。
こちらに関しては「速度・デュレーション」の変更で、できると思っていたはずのスローができなくなっていたので、それ以外の解決方法を求めるためにあえて記載させていただきました。
Ckun様のご記載通り、やはり収録素材自体に問題があることを疑うべきかもしれません。
ちなみに映像の記録に関する詳細は以下の通りです。
カメラ:SONY α7SⅢ
記録方式:HAVC HS 4K(MP4 ※H.265)
記録フレームレート:60P
記録設定:100M 4:2:2 10bit
メモリーカード:CF express typeA(160GB)、PRO GRADE V90(128GB)の同時記録
一応、プロキシについてのご指摘がありましたが、収録時にプロキシの同時記録をしていたので、その設定も記載しておきます。
プロキシー記録方式:XAVC HS HD(MP4)
プロキシー記録設定:16M 4:2:0 10bit
ちなみに59.94fpsで記録設定した映像なのにも関わらず、結果的に取り込んだ映像自体が29.97fpsになってしまうということはありえると思いますか?
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あいにく手元に7SM3が無いので私の手元の環境では確認ができないのですが、検証方法はいくつか考えられます。
その前に、
>ちなみに59.94fpsで記録設定した映像なのにも関わらず、結果的に取り込んだ映像自体が29.97fpsになってしまうということはありえると思いますか?
というご質問に関しては、正常な動作ではありえませんが、不具合やファイルの互換の問題で発生することはあり得ると思います。例えばこんな例もあります。
Nikon D5200で撮影した動画が、PP上で倍速になります、、、
また、その疑問にお答えするにはもう一つお伺いしたいのですが
>3. 映像素材自体に問題があるのではと思い、改めて確認するも59.94fpsであることは間違いなく、映像をプレビューしても30fps(29.97fps)の映像ではない。
とのことですが、これはPremiere Proで確認なさったのでしょうか。もしPremiere Proで確認なさったのでしたら、Premiere Proでは29.97fpsにはなっていないということになるかと思います。
もし、Premiere Proでの検証ではない場合には、Premiere Proにて59.94fpsのシーケンスを作って素材をのせてコマ送りしてご確認いただくといかがでしょうか。
(ソースウィンドウでのコマ送りでもよいとは思うのですが、タイムライン上の不具合の可能性も視野に入れてご確認いただくと良いと思います)
また、カメラが比較的新しい機種であることや、コーデックがH.265/HEVCであることから、ファイル互換の問題の可能性も踏まえまして、SONYのアプリCatalyst BrowseでXAVC-Intraに変換してからPremiere Proに読み込んでお試しいただくといかがでしょうか。
症状は異なりますが、7SM3の素材に関しては最近こんなご投稿もありました。
特定の動画ファイル読み込み不可「このファイルにはサポートされていない圧縮形式が含まれています」
なお、プロキシについての私の返信内容は、
>2. 1の結果を受けて「プロキシのフッテージが60fpsのままなんだ。だから、映像はスローにならないんだ」と思い、「プロキシを作成」からAMEを起動。AME上の「フッテージを変換」でfpsを「23.976」に変更。
こちらの内容を踏まえて、カメラで作成したものではなくPremiere ProからAdobe Media Encoderにて作成したもの(フッテージの変換などは行わずに作成した状態)という前提でした。
まずは原因の切り分けのためにも「 Premiere Proできちんと59.94fpsの素材として再生できるか否か」からご確認いただくと良いのではないかと思います。
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もろもろご回答・アドバイスありがとうございます。
>Premiere Proで確認なさったのでしょうか。もしPremiere Proで確認なさったのでしたら、Premiere Proでは29.97fpsにはなっていないということになるかと思います。
もし、Premiere Proでの検証ではない場合には、Premiere Proにて59.94fpsのシーケンスを作って素材をのせてコマ送りしてご確認いただくといかがでしょうか。
改めて確認しました。
・Premiere Proのビンの「フレームレート」には59.94fpsと記載
・ソースで再生するとフレーム数自体は60フレーム。しかし「a動く→aフリーズ→b動く→bフリーズ→c動く→cフリーズ→同様・・・」となって、実質ソース画面で動くフレームは30フレーム/秒しかない
・59.94fpsのシーケンスを新規作成後、59.94fpsの映像素材をタイムライン上で再生しても上記と同様の動きをする
ということが分かりました。
また、ご教授いただいた
>SONYのアプリCatalyst BrowseでXAVC-Intraに変換してからPremiere Proに読み込んでお試しいただくといかがでしょうか。
について試したところ、
・23.976fpsのシーケンスで59.94fpsの素材で「速度・デュレーション」を40%にしてもカクカク
・59.94fpsのシーケンスで59.94fpsの素材を再生しても、30フレームは動き、30フレームはフリーズしている映像
になり、残念ながら良い結果は得られませんでした。
現時点で原因は分かりませんが、とりあえずまだ他のカメラで試していないのですが、フルHD 60fpsで撮影して検証してみます。
色々とありがとうございます。
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状況としては、「Sony 7SM3で収録したXAVC HS 4K 100Mbps 10bit 4:2:2 59.94pの素材が、Premiere Pro上で"29.97p over 59.94p"の状態で読み込まれる」ということのようですね。
しかし気になりますのは、Catalyst BrowseでXAVC-Intraに変換しても症状が出ている点です。私の手元の環境では、カメラは異なりますがCatalyst Browseで書き出した4K (3840x2160) XAVC Intra 300(60pなので約600Mbpsです)の素材は、問題なくPremiere Proで59.94pの素材として扱うことができています。このフォーマットは4K放送開始当時から局納品で使われていたもので、Premiere Proから見れば特殊なフォーマットではなく、これが正しく扱えないとなりますと、何か不具合が生じている可能性もあるように思います。
全く異なるカメラで撮影した60p素材があれば、それが正常にPremiere Proで60pとして再生できるかご確認いただくことも、問題の切り分けに役立つと思います。
>3. 映像素材自体に問題があるのではと思い、改めて確認するも59.94fpsであることは間違いなく、映像をプレビューしても30fps(29.97fps)の映像ではない。
とのことですので、カメラ側の問題ではなく正しく59.94pの映像が収録されているファイルなのだと思います。
一応念のため、Catalyst Browseにて読み込んだ状態で症状が出ていないか、コマ送りして正しく毎秒60コマになっているかご確認いただくといかがでしょうか。
それで問題が無ければ、今一度Catalyst Browseのトランスコードをお試しいただければと思います。色空間はソースと同じにしたうえで形式でXAVC Intraを選び、おそらくレンダリング設定は「最適な一致:XAVC Intra 3840x2160-59.94p Class 300 (Sony)」となると思いますのその設定で書き出していただき、Premiere Proに読み込みます。
私の手元の環境では、この書き出し方法で不具合は出ておりません。
検証という意味では、XAVCではなくAVC/AACのMP4でもよいと思います。
もしかすると、7SM3購入時にSony公式のなにかしらの動画管理ソフトが付属(あるいはダウンロード提供)されているかもしれませんので、そういったツールで変換してPremiere Proに読み込む手もあると思います(品質管理上、ビット深度・色空間など注意が必要になるとは思います)。
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かなり返信が遅くなってしまいました。
ソニーに問い合わせてみたところ、結果的にはSONYのα7SⅢで同様の現象が確認できたようです。
59.94fpsで収録していても、30フレーム分は動き、30フレーム分は静止してしまう現象です。
ソニーからは次期バージョンでの改善を予定しているとの連絡でした。
色々とご協力いただきありがとうございました。
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なるほど、Sonyのカメラ側の問題なのですね。こういった情報はとても助かります。まだSonyの公式サイトには情報が上がっていないようですね。
私の周囲のカメラマンでも7SM3を使われる可能性のある方がいらっしゃるので参考のためお伺いできればと思うのですが、この現象が発生する条件などはSONYで判明していそうな状況でしょうか。
(たとえば、60pの設定にもかかわらず意図せず1/60未満のシャッタースピードになってしまうなど……。まれに、カメラマンがうっかりミスで60p撮影なのにSSを1/50にしてしまうということはあるようですが^^;。)
とは申しましても、今回のケースでは、
>3. 映像素材自体に問題があるのではと思い、改めて確認するも59.94fpsであることは間違いなく、映像をプレビューしても30fps(29.97fps)の映像ではない。
ということですと、収録自体は59.94pで行われているので、Premiere Pro以外の何かしらのソフトで読み込み&変換することで回避できるという状況かと思うのですが、問題なく再生できたソフトをお教えいただくことはできますでしょうか?
60pで撮ってもらってこちらの編集作業で30pのスローにする使い方は結構行うので、持ち込まれた素材で不具合が発生した時のために知っておくことができればと思っております。