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先日こちらのフォーラムで入稿時EPS形式の不具合について質問した者です。その際にEPS形式はもはや推奨されていないとのご意見をいただきまさに青天の霹靂だったのですが、その後アドバイスをいただいたPDFにて試しに入稿データを作成してみました。実際に入稿したEPSファイルのデータと比べるとEPSが533MBだったのに対し、PDFは7.3MB程度だったのですがこんなにも差があるものでしょうか?入稿先サイトにあるPDFの入稿手順もしっかり読みその通り出来たとは思うのですが、あまりの違いに不安なのでこちらにお伺いした次第です。よろしくお願いします。
Illustratorから保存したEPSの場合、配置された画像はバイナリをAscii85というエンコーディングで保存されます。また、画像だけでなく不エフェクト類もビットマップデータに展開したうえでAscii85でエンコードされます。この変換はもとのバイナリ32ビット分を40ビット相当のテキストに変換するものです。一方、PDFの場合は圧縮メソッドの選択にもよりますが、JPGを選択した場合、もとのバイナリの10分の1程度まで圧縮されます。また、その他のテキストやパスで描画されているオブジェクト等もFlate圧縮(ZIP圧縮と同等)で圧縮されることで容量が抑えられます。ということで、容量的にはPDFを利用するほうが圧倒的に有利です。
画像がそれなりに配置されていると想定して33MBのうち25MBの0.8倍がオリジナルのバイナリとするとPDFでは2MB程度となり、残りの8MBと足して10MBで、Flate圧縮の分を考えると7MB程度の容量は妥当なところでしょう。
その他、PDFにはページサイズや塗り足し情報、透明効果のサポートなどEPSには無い機能があります。また、PDFはAcrobat上でプリフ
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Illustratorから保存したEPSの場合、配置された画像はバイナリをAscii85というエンコーディングで保存されます。また、画像だけでなく不エフェクト類もビットマップデータに展開したうえでAscii85でエンコードされます。この変換はもとのバイナリ32ビット分を40ビット相当のテキストに変換するものです。一方、PDFの場合は圧縮メソッドの選択にもよりますが、JPGを選択した場合、もとのバイナリの10分の1程度まで圧縮されます。また、その他のテキストやパスで描画されているオブジェクト等もFlate圧縮(ZIP圧縮と同等)で圧縮されることで容量が抑えられます。ということで、容量的にはPDFを利用するほうが圧倒的に有利です。
画像がそれなりに配置されていると想定して33MBのうち25MBの0.8倍がオリジナルのバイナリとするとPDFでは2MB程度となり、残りの8MBと足して10MBで、Flate圧縮の分を考えると7MB程度の容量は妥当なところでしょう。
その他、PDFにはページサイズや塗り足し情報、透明効果のサポートなどEPSには無い機能があります。また、PDFはAcrobat上でプリフライトをかけて確認したり分版処理の検証を行うことも出来ますので、うまく活用するとトラブル回避に有効です。
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ご回答ありがとうございます。妥当な容量ということで安心いたしました。今後はPDFを活用していきたいと思います。
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圧縮などの件もかかわるものの、データ構造にも影響するところはあります。
前回スレッドでご提示してる、出力の手引きPDFと同じページに「Illustrator 互換性ガイドブック」があるのですが、冒頭部分にEPSやPDFのデータ構造についての記載があります。
EPSの場合は「EPS+PGF(編集データ)」、PDFも「PDF+PGF」と記載がありますが、PDFの場合はそのPGFを含まない作成ができ、特にPDF/Xの場合は含むことができません。
編集データの容量が大きい場合、この有無の差が直接ファイル容量に影響することになります。
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ご回答ありがとうございます。前回に関しましても手引きガイドのご紹介もいただき大変助かりました。
今後は手引きも参照しつつPDFで入稿データ作成したいと思います。ありがとうございました。