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Lightroom Classicのデータを別のパソコンに移動する方法について

アドビスタッフ ,
Oct 02, 2023 Oct 02, 2023

いつもAdobe製品をご利用いただきありがとうございます。
Lightroom Classic
のデータを別のパソコンに移行する方法についておまとめいたしました。
パソコンの買い替えや作業場所を変更される際などにご参照ください。

 

 

【必要なデータ】

別のパソコンにデータを移行する際に必要なデータは、主に以下の3つでございます。

  • Lightroom Classicのカタログ(拡張子が「.lrcat」のデータ)
  • Lightroom Classicに読み込みした写真データ
  • Lightroom Classicで作成・取り込みしたプリセット

 

以下にご紹介する手順で、必要なデータや設定のバックアップを取っていただきますようお願いいたします。

 

■Windows⇔macへの移行時、外付けHDD・SSDのファイルシステム(フォーマット形式)にご注意ください。
外付けHDD・SSDは、最初に使用する際の設定により、
Windowsのみで認識できる形式、macのみで認識できる形式で設定されている場合がございます。

「WindowsNT(NTFS)形式」は、mac OSにインストールされたLightroom Classic上で正しく認識ができません、
また、「Mac OS拡張形式」は、WindowsにインストールされたLightroom Classic上で正しく認識ができません。OSの種類も変更される場合は、事前に外付けHDD・SSDの設定をご確認いただくことをお勧めいたします。

 


【1】Lightroom Classicの
カタログファイルのバックアップと移行

 使用しているカタログデータの保存場所を確認して、移行先のパソコンに移動します。

カタログ場所が不明である場合は以下の手順でご確認ください。

  1. Lightroom Classicを起動し、上部メニューから、Windowsの場合は「編集」、macOSの場合は「Lightroom Classic」を選択し、「カタログ設定」を選択します。
    スクリーンショット 2023-10-17 105044 のコピー.jpg
    ---------------------------------------------
  2. ダイアログが開きましたら、上部「一般」のタブをクリックし、「情報」の欄にある「場所」に記載されているファイルパスを確認します。
    「表示」ボタンをクリックすることでカタログファイルが保存されているフォルダーをエクスプローラー(finder)で参照することが出来ます。
    スクリーンショット 2023-10-17 113526.jpg
    ※スクリーンショットはWindows版のものですが、表示されている項目はmacOSと共通です。
    スクリーンショット 2023-10-17 113823.jpg
    「表示」ボタンを押した後に表示された画面内で
    青く選択されているフォルダー「カタログフォルダーです。
    ---------------------------------------------
  3. 上記の手順でカタログファイルの場所が確認できましたら、そのカタログファイルが入っているカタログフォルダーごと外付けHDDなどにコピーします。
    カタログとその周辺ファイルをまとめてコピーするため、データのサイズが大きくなりやすく、コピーに時間がかかる可能性がございます。
    コピーする前にフォルダーのデータサイズとコピー先のHDDの空き容量をご確認いただくことをお勧めいたします。
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  4. カタログフォルダーをコピーした外付けHDDを移行先のパソコンに接続し、カタログを開きます。

カタログファイルは外付けHDDの中においたまま開くことが出来ます。

 

※Lightroom Classicでカタログの場所がわからない場合

こちらの記事をご参照ください。 https://adobe.ly/3WlPBAM

 
 

 

【2】写真データのバックアップをとる

  1. ピクチャーフォルダーや、HDDで管理されている写真のデータを外付けHDDなどにコピーしておきます。
    すでに外付けHDDに写真データが入っている場合は、そのまま移行先のパソコンに接続します。
    写真の保存場所はご自身で探していただくようお願いいたします。
  2. 移行先のパソコンに外付けHDDを接続します。

 

【3】プリセットのバックアップをとる

ご自身で作成したり、Lightroom Classicに読み込みをした

現像やプリント設定などのプリセットのバックアップを必要に応じてとっていただきますようお願いいたします。

バックアップ方法は、以下の記事をご参照ください。

 

Lightroom Classicのプリセットのバックアップ/移行方法
https://adobe.ly/3yzrQgK

 

 

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※データ移行後のご注意


■Lightroom Classicで読み込みされたフォルダを再リンクする必要がある場合がございます。
Lightroom Classicは写真を現像(編集)・書き出しをする際、

Lightroom Classicのカタログ内で記録しているHDD内の写真を参照する仕組みをとっております。

Lightroom Classicのカタログ内で記録している写真の場所と、実際の写真の保存場所が異なる場合、「見つからない写真」のアラートやフォルダーに「?」マーク、写真に「!」マークが表示され、編集や書き出し、Photoshopへの連携ができなくなります。

 

特に、Windowsパソコン同士やmacOSとWindows間での移行では、

上記にご説明した状況が発生しやすくなります。


データの移行後にはカタログの状態を確認いただき、必要に応じて写真を紐づけし直す必要がございます。

以下の記事も併せてご参照いただき、調整くださいますようお願いいたします。

 

【読み込みした写真が編集できない場合の対処方法について】 

https://adobe.ly/3FXCxKD 

 

 

 

 

以上でございます。

上記の情報が皆様のLightroom Classicの快適なご利用の一助となれば幸いでございます。

是非、今度ともLightroom Classicでの写真編集をお楽しみください。

Lightroom 、Lightroom Mobileと同期を行っている場合の移行手順につきましては今後追記予定です。

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更新履歴

2025.03.05 外付けHDD・SSDのフォーマットについて追加
2024.08.01 カタログの探し方についてページを分割
2023.10.17 スクリーンショット追加/修正

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