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Participant
September 23, 2021
質問

エンコードして書き出したデータをYouTubeへ投稿すると色味がやや変わる

  • September 23, 2021
  • 返信数 1.
  • 8586 ビュー

Premiere Proにて書き出した動画データをYouTubeに投稿したところ、YouTube上で再生した際に元データよりもやや赤みが弱く表示されていました。

 

Premiere編集データではLUTファイルを使用しており、エンコード時には下記URL記載の内容をもとに「Undo Gamma Compensation LUT」ファイルを当ててエンコードしました。

 

【参考元URL】

https://indieemotion.com/gamma-shift/

 

Premiere上のプレビュー画面に表示されていた色味と、書き出したmp4データをMacOS標準のプレビュー機能で再生したところ色味の差異はありませんでしたがYouTubeに投稿した際に色味が異なる状況です。

 

まとめると

 

・「Premiere上のプレビューモニター」と「エンコードデータ(mp4)」は色味が同じ

・「エンコードデータ(mp4)」と「YouTube」で色味が違う

 

ということになります。

 

これはYouTube側の仕様となるのでしょうか?またはエンコード時の設定などで色味の差異を解消できるのでしょうか?ご教示いただけますと幸いです。

 

【環境】

・M1 MacBook Air(メモリ16GB)

・Premiere Pro CC 2021 (Ver.15.4.1)

・YouTube再生ブラウザ:Google Chrome

このトピックへの返信は締め切られました。

返信数 1

Ckun
Community Expert
Community Expert
September 23, 2021

私はM1 Macを持っておらず、M1 MacBook Airのディスプレイの色域やmacOSのカラーマネージメントなどについて実機で確認することができないのですが、いわゆる「ガンマバグ」というのはmacOSだけの問題であることに注意が必要だと思います。

 

(YouTubeをアンドロイドTVやゲーム機経由でテレビで見たり、Windowsパソコンで見るときにはガンマバグ用と称したLUTを当てると逆効果になります。)

 

ガンマバグや色域については、きちんと理解している方の情報や誤った解釈をしている方の情報などが錯綜しているので、色域・ガンマについてよく理解していただいた上で検証していただくことを強くお勧めします。

 

YouTubeのSDRでの推奨仕様はBT.709で、その色域でアップロードすると色域変換なしで公開されます(少なくとも、数ヶ月前に私が検証した時はそうでした)。

 

色が変わる場合は、視聴に使用している機器側の問題になると思います。

Participant
September 23, 2021

ご回答ありがとうございます。

BT.709の設定でPremiere上でエンコードする、またはその他の方法で簡潔に処理することは可能でしょうか?

Participant
September 25, 2021

ごく普通のHD映像をPremiere Proで編集する場合、おそらくシーケンス設定は添付画像のようにRec.709になっていると思いますので、その設定のシーケンスをYouTube用のプリセットでMP4ファイルに書き出しますと、ごく普通のRec.709の色域のファイルが書き出されます。

 

そのファイルをYouTubeにアップすると、色域・ガンマなど変換されず、そのまま(再圧縮はされますが)配信されます。

 

ひとつめの問題は、YouTubeで配信されているRec.709の映像を、再生するパソコンのブラウザとOSのカラーマネージメントがどのように「加工」してディスプレイに表示するのかという点かと思います。

 

ビデオ信号(テレビの規格)では、そもそもが「ブラウン管のモニターで適切な表示となること」が基準だったことに由来し、暗く環境の整ったスタジオにてガンマ2.4で表示した状態を基準にしています(BT.1886)。規格上は、ガンマ1.96の逆関数に近似できるカーブで記録されているので、トータルの特性としてはガンマ値約1.2の補正がかかっている状態(暗部が少し締まった状態)が「正解」となります。

【追記:投稿時、「ガンマ1.96の逆関数」の「逆関数」が抜けていたので、修正しました。その他誤字脱字も修正しました。】

 

しかしmacOSは意図的なのか間違いなのかはわかりませんが、ビデオ信号の規格を無視してガンマ1.96で表示しますので、本来の表示より明るめに見えます。

 

ちなみに、Windowsパソコンに標準的なsRGBディスプレイを接続した状態ですと、ガンマ2.2で表示されます。

 

ビデオ信号をガンマ2.4で表示するのは環境が整った暗いスタジオが前提となりますので、明るい環境でガンマ2.4で再生すると視覚的に暗部が沈みすぎます。ですので、家庭用テレビも標準の設定ではガンマ2.2相当になっているようです(SONYの民生機で確認)。

 

そういった諸々が、macOS環境で厄介なガンマにまつわる問題なのですが、それらはmacOS環境での再生限定で役立つ「ガンマバグ用のLUT」である程度補正できるということになります。ただし、そのLUTをあてたYouTube動画をテレビやWindowsパソコンなどで見ると、意図していたよりも黒が少し沈んで色濃く見えるということになります。

 

今回のご質問は赤みが少し弱くなるという色調の問題なので、ふたつめの問題として考えられるカラーマトリクス(YUV→RGBの変換式)の誤りかもしれません。

 

可能性としてはブラウザに原因があるかもしれないのですが、Apple純正のSafariでも同様の問題が起きていますでしょうか。


ご丁寧に解説いただきありがとうございます。当方環境にて

safariでも色味を確認しましたがGoogle Chromeと同じ色味で表示されていました。

 

これまでご教示いただいた内容を自身なりに整理させていただくと

・Rec.709の設定でエンコードするとYouTube上でも色の変化は発生しない

・MacOS特有の色域をもっていることからYouTubeと色の差異が発生してしまう

・LUTファイルを使用した場合に色の差異が発生する

 

という認識でお間違いないでしょうか?