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元素材60fpsをフッテージの変換でスローにしてシーケンス24fpsで作業したものと、フッテージ変換せずシーケンス24fpsに放り込んでから、速度、デュレーションでスローにしたものとでは、結果は異なりますでしょうか?
前者の方が綺麗というのを聞いたことがあり、シーケンスがリンク情報なら、速度、デュレーションでやっても元素材からやってくれていれば結果同じでは?という疑問がずっとあります。
「シーケンス作成後のフレームレート変換について」スレッドにてご回答いただき、スッキリしたのですが、上記疑問がまた沸いてしまいました。。
よろしくお願いいたします。
誤解が解けたようで良かったです。
とは申しましても、百聞は一見に如かずですので、一応お手元の環境でも両者を比較して見た目に変化がないかご確認いただくと良いのではないかと思います。
また、今回の件に限ったことではありませんが、可能性は低いものの、バージョンアップのタイミングでバグが発生したり……ということもゼロではないので、毎回注意深くご覧いただいて、少しでも画質に異変があれば検証&確認していただくと良いのではないかな、と、思います。
「フッテージ変換で行うのがキレイ」という説がどこから生まれたのかよくわからないのですが、もしかすると他の編集ソフトの挙動と混ざっているのかもしれませんね。
以下は余談ですが、画質という点で注意しなくてはならないのは、「補間方法」だと思います。これは画質に影響します。
60fpsで撮影した素材24fpsのシーケンスで40%スロー(フッテージの変換で24fpsにすることと同義)で使う場合には、フレームの関係が1:1になりますので補間は必要ありませんが、例えば50%スローで使うといったような場合には、何らかの「補完」が行われます。
デフォ
...>50%にすると30fpsになるから、6フレ間引くという考えであってますでしょうか?
>間引く場合でも補完が行われるのでしょうか?
この場合の「6フレ間引く」というのは、広い意味で「フレームサンプリング」による補完、とお考えいただくと分かりやすいのではないでしょうか。
「6フレ間引く」と申しましても、連続して6フレーム間引いているわけではなく、4フレーム再生したら1フレーム抜いて…という繰り返して、毎秒6フレーム減らしているわけですね。
実はこれ、これは40%スローの映像を、4フレーム再生したら1フレーム飛ばしてまた40%スローで再生して……という繰り返しなのです。
本当はイラストで説明すると分かりやすいのですが、私は絶望的に絵が下手なのでそれがかないませんため、文字での説明になりますが、
「フレームサンプリング」で「30fps」の映像を「24fps」に変換する理屈は、
1. 30fpsを「フッテージを変換」と同様の原理で24fpsで再生する。
2. そのままでは単に30fpsの映像を80%スローで再生しているだけなので尺が伸びてしまうので、4フレーム再生したら1フ
...>>実はこれ、これは40%スローの映像を、4フレーム再生したら1フレーム飛ばしてまた40%スローで>再生して……という繰り返しなのです。
>→ここは50%と理解しています
平均すると50%、というご認識でしたらその通りですね。
実際には、「フレームサンプリング」の場合、実際には40%再生で4フレームおきに1コマを抜いて(その瞬間は2倍速)おり、平均すると、50%になっているという理屈です。コマ送りすると分かりやすいと思います。
4フレームおきなのであまり気づきにくいですが、回転する風車や滑らかなパンの映像ですと、カクカクしているのが分かります。
ときどきあるのが24fpsの映像を30fps(※インターレースではなくプログレッシブ)に「フレームサンプリング」で変換するケースですが、これも125%再生したうえで4コマごとに1コマ繰り返すことで5/4倍にして帳尻を合わせています。
これもまた、滑らかに動く被写体がカクカクとぎこちない動きに見えてしまう原因です。
フレームサンプリングののこういった挙動は、95%スローや104%早回しといったような微妙な変化でご確認いただ
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こんばんは、Haji44557738さん
>元素材60fpsをフッテージの変換でスローにしてシーケンス24fpsで作業したものと
フッテージ変換後、書き出すか、またはネスト化したシーケンスにして、それを24fpsのシーケンスに入れるということですよね、
結論は、映像品質は、Haji44557738さんがおっしゃる通り、前者の方が良いと思います。
下記内容でお分かりでしょうか。
例えば、50%のスローの場合で考えると、
前者は 60fps素材を50%のスローにすると、使用するフレームは30フレーム/秒となります。これを24fpsのシーケンスに入れますから、使用されるフレーム数は6フレーム/秒間引かれて「24フレーム/秒」となります。
後者は、60fps素材をまず24fpsシーケンスに入れますから、使用するフレームは36フレーム/秒間引かれて24フレーム/秒となります。さらに50%のスローにすると、使用されるフレーム数は「12フレーム/秒」となります。
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150kwさん
別スレッドでもご丁寧に解説いただき、本件も誠にありがとうございます。
とてもわかりやすい説明で、理解できました!ありがとうございました!
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私自身、比較的新しいバージョン(v22.xや23.x)ではきちんと検証していないのですが、以前検証したときの記憶では
>元素材60fpsをフッテージの変換でスローにしてシーケンス24fpsで作業したものと、フッテージ変換せずシーケンス24fpsに放り込んでから、速度、デュレーションでスローにしたもの
これらはどちらも同じ画質になるかと思います。しいて申しますと、フッテージを変換の場合はシーケンスのフレームレートに数値でしっかり合わせることができますが、フッテージを変換せずに速度でスローにする場合は(シーケンスのフレームレート)÷(フッテージのフレームレート)×100 (%)の計算をしないといけませんので、そこで数値を間違えておかしくなることはあり得るかと思います。
今回の場合は、24÷60×100=40 (%)ですね。
一応、折を見て新しいバージョンでも問題ないか私自身も確認してみようと思います。
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取り急ぎ、Ver. 22.6.2(Windows版)にて検証しましたが、
>フッテージの変換でスローにしてシーケンス24fpsで作業したもの
と、
>フッテージ変換せずシーケンス24fpsに放り込んでから、速度、デュレーションでスローにしたもの
は、やはり特に違いはありませんでした。
フッテージの変換を用いるとプロキシワークフローが使えないといったこともありますので、そういった制約にも気を付けつつ、お好みの方法で作業なさると良いのではないかと思います。
一応、60pの素材を24pのシーケンスに入れて40%スローにした様子の画面の状況と、書き出したファイルを添付してみます。
コマ数が分かりやすいよう、60pの素材にはあらかじめタイムコードの表示を画面下部に入れております。
また、書き出したMP4には、シーケンスのタイムコード値を上部に焼き付けております。
59.94fpsの素材を、フッテージの変換は行わずに、23.976fpsのシーケンスにのせて、40%のスローで使用している様子
※スミマセン。最初に添付したMP4は後半音声に大きなノイズが入っておりました。無音にしたものを添付しなおします。
ちなみに、ウェブブラウザ上でプレビュー表示していただいて、マウス操作などでゆっくり送っていただくと、フレームが間引きされずに使用されていることが確認できると思います。
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Ckunさん
お忙しい中何から何までありがとうございます。。こちらいろいろ調べたのですが、フッテージ変換で行うのがキレイという答えが多く、また、検証方法も思いつかないので、なんとなく速度デュレーションで編集したクリップを計算してフッテージの変換でやり直すとかやってました。
別スレッドの24fps→30fps変換でお答えいただいた内容から、やはりシーケンスのクリップたちは元素材へのリンク情報なだけであり、ひょっとしたら本件も実は変わらないのではないか、と思った次第です。
フロー的にやはり速度デュレーションで編集した方が効率がいいので、これで心置きなく編集できそうです!
私の分かりづらい文章を的確にご理解いただき、長年疑問だった悩みが解消されました。
本当にありがとうございました!
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誤解が解けたようで良かったです。
とは申しましても、百聞は一見に如かずですので、一応お手元の環境でも両者を比較して見た目に変化がないかご確認いただくと良いのではないかと思います。
また、今回の件に限ったことではありませんが、可能性は低いものの、バージョンアップのタイミングでバグが発生したり……ということもゼロではないので、毎回注意深くご覧いただいて、少しでも画質に異変があれば検証&確認していただくと良いのではないかな、と、思います。
「フッテージ変換で行うのがキレイ」という説がどこから生まれたのかよくわからないのですが、もしかすると他の編集ソフトの挙動と混ざっているのかもしれませんね。
以下は余談ですが、画質という点で注意しなくてはならないのは、「補間方法」だと思います。これは画質に影響します。
60fpsで撮影した素材24fpsのシーケンスで40%スロー(フッテージの変換で24fpsにすることと同義)で使う場合には、フレームの関係が1:1になりますので補間は必要ありませんが、例えば50%スローで使うといったような場合には、何らかの「補完」が行われます。
デフォルトでは「フレームサンプリング」という一番シンプルな方法になっているかと思います。
クリップを右クリックして、補完方法を選択する画面を表示させた状態
素材の内容によって、適切な補完方法は異なります。
デフォルトの設定では動きのスムーズ感に欠けるといったような気になる部分がありましたら、補完方法を変更してその部分をレンダリングして比較していただくと、より良い結果が得られるかもしれません。
ちなみに「オプチカルフロー処理」が最も複雑な処理で好結果が得られる可能性がある反面、映像の動きによっては気持ち悪い歪みが発生することがあり、特に人物の足が交差する瞬間に潰れるなど印象の悪い映像になる危険もあるので、十分な注意が必要です。
(気づかず納品してクライアントに怒られた、という話も聞いたことがあります……。)
詳しくはこちらのリンク先もご確認いただければと思います。
クリップのデュレーションと速度を変更する (https://helpx.adobe.com/)
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はい!Ckunさんの検証方法をもとに自分でも試してみます!
しかも、実はさらに疑問が生じてしまった補完方法についてまでも解説いただき、、本当にありがとうございます。
今回の条件では、速度デュレーションで40%スローを選べば、補完されないから補完方法はどれを選んでいても関係ないということですね。
50%にすると30fpsになるから、6フレ間引くという考えであってますでしょうか?
間引く場合でも補完が行われるのでしょうか?
逆にフレームを増やす際の方が、補完方法重要だったりします?
元素材60fpsを24fpsシーケンスに入れた際も、デフォルトで選ばれている補完方法で補完されているんですね!
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>50%にすると30fpsになるから、6フレ間引くという考えであってますでしょうか?
>間引く場合でも補完が行われるのでしょうか?
この場合の「6フレ間引く」というのは、広い意味で「フレームサンプリング」による補完、とお考えいただくと分かりやすいのではないでしょうか。
「6フレ間引く」と申しましても、連続して6フレーム間引いているわけではなく、4フレーム再生したら1フレーム抜いて…という繰り返して、毎秒6フレーム減らしているわけですね。
実はこれ、これは40%スローの映像を、4フレーム再生したら1フレーム飛ばしてまた40%スローで再生して……という繰り返しなのです。
本当はイラストで説明すると分かりやすいのですが、私は絶望的に絵が下手なのでそれがかないませんため、文字での説明になりますが、
「フレームサンプリング」で「30fps」の映像を「24fps」に変換する理屈は、
1. 30fpsを「フッテージを変換」と同様の原理で24fpsで再生する。
2. そのままでは単に30fpsの映像を80%スローで再生しているだけなので尺が伸びてしまうので、4フレーム再生したら1フレーム削除して飛ばすことで、「4/5」の長さにする
3. 動きがカクカクした状態で変換完了
ということなのです。
大きなポイントは、30fpsの映像と24fpsの映像は各コマが写るタイミングが異なることです。
例えば、30m定規の上をボールが毎秒30mで動いているところを30fpsで撮ると、各コマにはボールが0m, 1m 2m…の位置で写りますね。
ところが、24fpsで撮影した場合には、各コマには0m, 1.25m, 2.5m,2.75m……の位置にボールが写ります。
30fpsの映像を24fpsに正しく変換するためには、1.25mにボールがある画像、2.5mにボールがある画像……が無くてはいけませんが、実際には1.0m, 2.0m……の画像しかありませんので、変換することは不可能なのです。
ですので、コマ数を増やすにせよ減らすにせよ、「写っていない時の映像」を「補完」する必要があるわけです。
「フレームサンプリング」は、直近のフレームをそのまま使用、「フレームブレンド」は、隣接するフレームを足し合わせて、なんとなく滑らかに見えるようにする(ディゾルブでつなぐイメージ)、オプチカルフローは、高度な演算で被写体の位置を推測して作り出す(推測に失敗すると歪んでしまいます……)、といった感じです。
というわけで、フレーム数を増やすにも減らすにも、補完は大事なポイントです。お時間に余裕があるときに、いろいろな映像でお試しいただきますと、それぞれの補間のメリット・デメリットが見えてくると思います。
※数字を間違えていた部分を修正しました。事情により急いで書いたので他にも間違いがあるかもしれません…。後ほど確認してミスを見つけ次第修正します。
そして、フレームレート変換を語るうえで避けて通れない「モーションブラー」については、とりあえず無視して書いています。
実際には、スローの映像のためのハイスピード撮影時には、撮影時のシャッター角を180度にして……といったことも考える必要がありますね。なんだかんだで、結構難しいです……。
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ご丁寧にありがとうございます。。
とても理解できました!
実はこれ、これは40%スローの映像を、4フレーム再生したら1フレーム飛ばしてまた40%スローで再生して……という繰り返しなのです。
→ここは50%と理解しています。
おっしゃる通り、補完についていろいろ試してみます。
地頭が弱く、フレームレート等の数字がなかなか頭に入りづらく、、笑
スチル出身なもので、モーションブラー等、試行錯誤やっております。
本当勉強になりました。ありがとうございました!
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>>実はこれ、これは40%スローの映像を、4フレーム再生したら1フレーム飛ばしてまた40%スローで>再生して……という繰り返しなのです。
>→ここは50%と理解しています
平均すると50%、というご認識でしたらその通りですね。
実際には、「フレームサンプリング」の場合、実際には40%再生で4フレームおきに1コマを抜いて(その瞬間は2倍速)おり、平均すると、50%になっているという理屈です。コマ送りすると分かりやすいと思います。
4フレームおきなのであまり気づきにくいですが、回転する風車や滑らかなパンの映像ですと、カクカクしているのが分かります。
ときどきあるのが24fpsの映像を30fps(※インターレースではなくプログレッシブ)に「フレームサンプリング」で変換するケースですが、これも125%再生したうえで4コマごとに1コマ繰り返すことで5/4倍にして帳尻を合わせています。
これもまた、滑らかに動く被写体がカクカクとぎこちない動きに見えてしまう原因です。
フレームサンプリングののこういった挙動は、95%スローや104%早回しといったような微妙な変化でご確認いただくと、よくお分かりいただけるかと思います。
30fpsの映像をフレームサンプリングで96%スローにすると、100%で再生されたうえで約1秒おきに1フレーム静止するという動作になるので、分かりやすいです。
98%スローですと、100%再生されたうえで約2秒おきに1フレーム静止ですね。
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むむ、頭を整理して実際試しながら理解してみます!
本当ありがとうございますー!