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7月14日の深夜、アドビは TLS1.0 /1.1 および、Internet Explorer 11 未満のサポートを終了しました。その後、一部の環境にて以下の問題が起きていることがアドビに報告されています。
事象:
製品を起動し、サインインを行おうとすると、以下のような「必要なアップデートがあります」というメッセージが表示され、製品を使用できません。
報告されているアプリケーションは以下となります。
・Acrobat DC
・Acrobat 2017
・Creative Cloud Packager
・CC 2018およびそれ以前の旧バージョン
この問題は以下の条件の場合、発生します。
・使用しているアドビ製品のライセンスコンポーネントが古い
・製品を使用しているマシンのIEを古いバージョンでエミュレートしている
・製品を使用しているネットワーク環境がTLS1.2に対応していない
この問題の対処方法として、アドビでは以下文書を公開しております。
対処方法1:
Windows:Internet Explorer 11を含むオペレーティングシステムの最新の更新プログラムをインストールします。
Mac:オペレーティングシステムの最新のアップデートをインストールします。
対処方法2:
ブラウザまたはオペレーティングシステムを更新した後でもこのメッセージが表示される場合は、最新バージョンのアドビ製品を使用しているかどうか、確認してください。
対処方法3:
最新バージョンのアドビ製品を使用していても問題が発生する場合は、Internet Explorer 11が互換モード、レガシーエミュレーションモード、またはInternet Explorer11より前のドキュメントモードに設定されていないことを確認してください。
InternetExplorerドキュメントモードについてはこちらをご覧ください。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/troubleshoot/browsers/ie-document-modes-faq
また、エミュレーションモードの有効化は、ほとんどの場合、Group Policy Object (GPO)設定を使用して行われますが、他の方法もある場合があります。IE互換モード GPO 設定情報へのリンクは次のとおりです。
https://docs.microsoft.com/en-us/internet-explorer/ie11-deploy-guide/group-policy-compatibility-with...
現時点のアドビの調査にて予想されるポリシーは、 GPO->Local Computer Policy->Computer|User Configuration->Administrative Templates->Windows Components->Internet Explorer\Compatibility View になります。
オプションの対処方法:Acrobatのみ
組織で互換モード等をオフにできない場合は、以下のレジストリキーを使用して製品ごとの互換モードの例外を作成できます。
詳しくは以下文書で提示されたレジストリ群を参照してください。一括設定としてレジストリファイルをダウンロードすることもできます。
https://helpx.adobe.com/x-productkb/global/update-operating-system-and-browser.html