概要
Creative Cloudアプリケーションのアップデート、あるいは新規のインストールの際に『Exit Code 145』というエラーが発生することがあります。
現象
- エラーの詳細を確認すると、以下のような内容になっています。
Exit Code: 145
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- 2 fatal error(s), 0 error(s), 1 warnings(s)
FATAL: Error (Code = 145) executing in command 'MoveDirectoryCommand' for package: 'AdobePhotoshop17-Core_x64', version:17.0.1.159
FATAL: Error occurred in install of package (Name: AdobePhotoshop17-Core_x64 Version: 17.0.1.159). Error code: '145'
WARN: Target directory already exists: 'C:\Program Files\Adobe\Adobe Photoshop CC 2015.5\Required\Plug-Ins'
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対処法
対処法1:パソコンを再起動する
PCを再起動してから再度アップデートやインストールを行います。最も改善事例の多い対処法となります。
アップデートを行う前には、必ずPCの再起動をお願い致します。
アプリケーションを終了させてもバックグラウンドで動作が続いている場合が多く、これがエラーの要因となるためです。
対処法2:アンインストール→フォルダ削除→再インストール
削除の対象となるのは以下のフォルダ内にあるもののうち、製品と同じ名前の入ったフォルダとなります。
- (Mac OS)
- Macintosh HD/Applications/Adobe
- Macintosh HD/Library/Application Support/Adobe
- Macintosh HD/Users/<ユーザー名>/Library/Preferences
- (Windows)
- C:\Prgram Files\Adobe
- C:\Program Files (x86)\Adobe
- C:\Prgram Data\Adobe
- C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Adobe
対処法3:OSのユーザーアカウント(管理者権限)を新規に作成する
新規に作成したアカウントでインストール/アップデートに成功したら、既存のアカウントに戻ってアプリケーションの挙動を確認します。
対処法4:アプリケーションのインストール情報をリセットする
- 対象となるアプリケーションをアンインストールします。
- 以下のフォルダ内にある「Adobe PCD」「backup」「caps」フォルダを削除します。
- (Mac OS)ライブラリ/Application Support/Adobe
- (Windows)C:\Program Files (x86)\Common Files\Adobe
- 下記Webページ記載の作業を一通り行います。
Creative Cloud のライセンスに関するトラブル全般の対処
(※注意点)
「Adobe PCD」「backup」「caps」フォルダを削除した場合、
Creative Cloudデスクトップアプリケーションの〔Apps〕タブ内のインストール情報がすべてリセットされます。
そのため、既にインストールされているアプリケーションにも〔インストール〕ボタンが表示されます。
これを回避するには、〔インストール〕をクリックして上書きインストールしていただく必要があります。
上書きインストールのタイミングは任意なので、お好きな時に行っていただくようお願い致します。
対処法5:アドビアプリケーションをすべて削除し、再インストールする
全てのアドビ製品を削除し、かつアプリケーションに関連するファイルやフォルダも手動で削除してから、再度インストールを行います。
削除手順については、下記Webページをご参照ください。
Adobeに関連するフォルダを全て削除し再インストールする方法
対処法6:バックグラウンドで動作するサービスやプロセスを、一時的に無効化する
※更新履歴
- 2019.08.20:対処方法を再度リニューアル
- 2018.11.13:対処方法をリニューアル
- 2018.03.26:MacOS向けの作業内容を追加
- 2016.12.21:「対処法」に「パソコンを再起動する」を追加
- 2016.08.24:新規作成