2年ほど前になりますがFacebookのAffinityのユーザーグループで「Google版の Noto Sans JPはPDFの埋め込みに失敗する」という話題がありました。(このユーザーグループは非公開ですので、参加者以外は閲覧できません)
Noto FontはGoogleとAdobeが共同で開発したものですが、いくつかのバリエーションがあります。開発当初にGoogleから提供されていたものは「Noto Sans/Serif CJK JP」というフォントで、これはもうGoogleからは提供されておらず、代わりに「Noto Sans/Serif JP」(以前の名称は「Noto Sans/Serif Japanese」)が提供されています。「Noto Sans/Serif CJK JP」はGitHubからダウンロードすることができます。
https://github.com/notofonts/noto-cjk
Adobeでは「源ノ明朝/源ノ角ゴシック(Source Hans Serif/Sans) 」という名称で同じフォントが提供されました。
Noto Sans/Serif CJK JP = Source Hans Serif/Sans-Pans-CJK Japanese
Noto Sans/Serif JP = Source Hans Serif/San Japanese
になります。
当時の回避方法は「Noto Sans/Serif JP」を使用せず、「Noto Sans/Serif CJK JP」「源ノ明朝/源ノ角ゴシック(Source Hans Serif/Sans)」を使用する、というものでした。そちらの方は問題なくPDFに埋め込めます。
その後、ある方がGoogleフォントのサポートとやりとりをして、Noto Sans JPがアップデートされて、この問題は解決しました。
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このときのフォントは今回Windowsに搭載されたもの(VF)とは異なりますので、そのこととまるっきり同じとは思いませんが、非常に酷似しており、フォント側に何らかの問題があるという想定はしておくべきだと思います。
したがって、当面の回避方法はWindowsに搭載されたNotoフォントを使わないことです。上記のように代わりのフォントがあります。ただし、2年前の話ですので、その後のフォントのバージョンにより変化があるかもしれません。ここは要検証です。
フィードバックについては、提供元のMicrosoftに送るのが筋だと思います。MicrosoftとGoogleのどちらが
検証・修正するのかというところはありますが、そこまでは知りません。フォント名称から見てAdobeは関与していないのではないかと思いますが、Adobeでも「Source Hans Sans JP - Japanese Subset Variable」などの派生フォントを提供しているので、可能性がないとは言い切れません。
私の知っていることは以上です。直接の解決にはならないかもしれませんが、参考にしてください。
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