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アドビでは、2021年2月以降より一部の地域から段階的に、 64 ビットの Acrobat Reader DC、Acrobat DC のリリースを進めております。
日本でも現在、Windows版を対象に Acrobat Reader DC 64 ビットの提供が始まっており、32 ビットの Acrobat Reader DC アプリケーションをインストールしている場合は、64 ビットの Acrobat Reader DC に段階的にアップグレードされます。
詳細はこちらをご参照ください。
また、Acrobat Reader の ダウンロードセンターからダウンロードできる Acrobat Reader DC は 64 ビットとなりました。
▶︎Acrobat Reader DC ダウンロードセンター
【12/24更新】
Acrobat Reader DC 64bit版への移行に伴い、以下の記事をアップデートしております。ご参考ください。
▶︎Acrobat Reader DC を32bit版のままで利用するための対処法(64bit版へのアップグレードを抑止したい方へ)
▶︎Acrobat Reader DCを起動すると、真っ白なポップアップ画面や広告画面が表示されて利用できない
■Acrobat Reader DC 64ビット / Acrobat DC 64ビットについて
64 ビットの Acrobat Reader DC / Acrobat DC では、インストーラがひとつになりました。つまり、Acrobat Reader DC と Acrobat DC を別々にインストールする必要はありません。インストールした Acrobat Reader DC 64 ビットのアプリケーション上から、 Acrobat DC 64 ビットへアップグレードすることができます。この統合されたインストーラをインストールすると、Windows のインストール情報では Acrobat DC (64-bit)と表記されます。
■段階的アップグレードについて
Acrobat Reader 64 ビットの段階的なアップグレードは、自動的にアップグレードされます。ただし以下の場合はこの段階的アップグレードの対象から外れ、64 ビットへのアップグレードは行われません。
■インストールされた Acrobat Reader DC 64 ビットと Acrobat DC 64 ビットのインストール情報について
上述の通り、64 ビットでは Acrobat Reader DC と Acrobat DC は同じひとつのインストーラとなります。インストールが行われる C ドライブのパスは以下となります。
C:\Program Files\Adobe\Acrobat DC
現在起動しているのが Acrobat Reader DC なのか Acrobat DC なのかを判別するには、製品を終了して以下のレジストリ値を確認します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Adobe\Adobe Acrobat\DC\Installer\SCAPackageLevel
64 ビット版ではこのようにひとつのレジストリ値で製品を判別することができます。
■Acrobat Reader DC 64 ビットから Acrobat DC 64 ビットへアップグレードする方法
Acrobat Reader DC 64 ビットから Acrobat DC 64 ビットへアップグレードするためには、以下の条件を満たす必要があります。
【アップグレード手順】
Acrobat DC 64 ビットでは、有効なライセンスが紐づいた ID でのサインインが必須となります。
また、インストーラはひとつとなりますので、例えば対象ユーザーのマシンに Acrobat Reader DC のみがインストールされているか、Acrobat DC のみがインストールされているか、または両方がインストールされているか、等を調べる必要はありません。Acrobat DC (64-bit) がインストールされているかは、対象ユーザーのIDに Acrobat DC のライセンスが紐づいているかで判別できます。
また、インストーラはひとつとなるため、Acrobat Reader DC と Acrobat DC の両方のアップデートを管理、展開する必要はありません。
■マシンにインストールされている Acrobat Reader DC 32 ビットを 64 ビットへアップグレードしないようにする方法
上記、段階的アップグレードの対象に該当するしないにかかわらず、意図的に Acrobat Reader DC 64 ビットへのアップグレードをブロックするには、Acrobat Reader DC 32 ビットがインストールされているマシンに以下のレジストリを設定します。
レジストリパス
32ビットマシンの場合
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Adobe\Acrobat Reader\DC\FeatureLockDown
64ビットマシンの場合
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\Policies\Adobe\Acrobat Reader\DC\FeatureLockDown
上記レジストリパスに以下値を作成します。
値:bUpdateToSingleApp(REG_DWORD)
値のデータ:0
■従来通りの Acrobat Reader DC 32 ビットをインストールする方法
現時点では特定の手順にてAcrobat Reader DC 32 ビットのインストーラを入手できます。
●Acrobat Reader のダウンロードセンターから入手する
32 ビット版の Acrobat Reader DC インストーラ「readerdc_jp_xa_cra_install.exe」がダウンロードできます。
●一括配布契約をしている場合
一括配布契約で提供されたリンクからダウンロードできる Acrobat Reader DC のインストーラは現時点(2021年11月11日)では 32 ビット版となっています。しかしこちらは今後 64 ビット版が提供される予定となっています。
2022年1月12日より、一括配布契約で提供されるリンク先から Acrobat Reader DC 32ビット版 / 64ビット版 の両方がダウンロードできるようになりました。(言語設定にてMUI:マルチユーザーインターフェース版 をご利用ください)
▶︎無料のAcrobat Reader DCソフトとAcrobat Readerモバイルアプリの一括配布
FAQ(随時更新予定)
Q1:64 ビットになった Acrobat Reader DC を 32 ビットに戻すことはできますか?
A1:64 ビットをアンインストールし、32 ビット版をインストールします。
Q2:32 ビットの Acrobat DC がインストールされているマシンに 64 ビットの Acrobat Reader DC をインストールできますか?
A2:いいえ、できません。
Q3:Acrobat Reader DC 64 ビットから Acrobat DC 64 ビットへアップグレードするにあたり、注意点はありますか?
A3:Acrobat DC 64 ビットでは、ID でのサインインが必須となります。Acrobat Reader DC 64 ビットから Acrobat DC 64 ビットへアップグレードする際はインターネット接続が必要です。また、32ビットプラグインは使用できなくなる可能性があります。
Q4:Acrobat Reader 64 ビットがインストールされたマシンに、Acrobat DC 32 ビットをインストールできますか?
A4:いいえ、できません。Acrobat DC 32ビットをインストールする場合は、Acrobat Reader 64ビットをアンインストールします。
Q5:Acrobat Reader 64 ビットへのアップグレードは AUSST や RUM でも可能ですか?
A5:2021 年 11 月 15 日現時点では、AUSST / RUM を介してのアップグレードは提供されておらず、提供可否については現時点では未定となります。
Q6:組織内で展開する Acrobat Reader を一括展開したいのですが、上記のダウンロードセンターから Acrobat Reader のインストーラをダウンロードして展開できますか?
A6:組織内で一括展開する場合は、以下サイトより一括配布の契約をお申し込みください。
https://www.adobe.com/jp/acrobat/pdf-reader/volume-distribution.html
一括配布用の Reader でも、今後 Reader 64ビット版が提供される予定です。
一括配布用の Reader 64ビット版が提供されました。