ソフトウェアの内部実装が公開されているわけではないので、理由を説明することはできませんが、アートに最適の処理の方が、よりメモリを沢山使うアルゴリズム(計算方法)になっているのだろうと思います。CS4の時よりも複雑な処理をしているかもしれません。 アンチエイリアスのアルゴリズムは、滑らかさを重視したり、処理速度を重視したり、コントラストを重視したり、メモリ使用量の抑制を重視したりと、目的に応じて様々な方法が考案されています。 それぞれ長所と短所があり、どれか一つだけでは全てのニーズを満たせないので、Illustratorでは「アートに最適」と「文字に最適」が選べるようになっています。利用される際は、実際に両方を試して具合が良い方を選べばOKです。 大きな画像を生成する際は「アートに最適」の方が向いているかなと思いますが、大きさに制限があるのはつらいところですね。一度に大きな画像を書き出せない場合は、いくつかに分割して書き出し、Photoshopであとから結合するなどの対処が必要です。 「文字に最適」は小さく細い文字が、ぼやけて薄くならず、メリハリのついた仕上がりになるところが優れていると感じています。Web用に見出し文字を画像化したり、ボタンなどを作る時に便利なので、そういう場合に積極的に使っています。
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